2026.01.24
住宅用蓄電池の容量に制限はある?電気代のかからない家のための基本知識

【Q&A】
Q:住宅用蓄電池の容量に制限はある?
A:住宅用蓄電池の容量は法律上の上限はなく、一般住宅では5kWh〜16kWhが主流。
ただし、20kWhを超える容量の場合は消防法により届出が必要になるため、20kWh未満で設置する家が多い。
こんにちは!HAPINICEです。
住宅用蓄電池の容量選びで迷うご家族はとても多くいらっしゃいます。
蓄電池は高額な設備だからこそ、容量選びを間違えると「思ったより使えない」「もっと小さくてよかったかも」 と後悔につながりがちです。
この記事では、
- 住宅用蓄電池の容量に法律上の制限はあるのか
- 一般的に選ばれている容量の目安
- 電気代のかからない家づくりを目指すうえでの失敗しない考え方
を、わかりやすく解説していきます。
新築住宅・注文住宅を検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
住宅用蓄電池の容量に制限はある?多ければ多いほど良い?

2026年1月現在、住宅用蓄電池には、「何kWhまでしか設置できない」という一律の上限があるわけではありません。 ただし、容量が大きくなるほど、消防法上の扱いや設置条件など規制は存在しています。
蓄電池は一定容量を超えると「指定可燃物」として、設置方法や届出のルールが定められています。
規制は「危険だから制限する」という意味ではなく、大きなエネルギーを安全に扱うためのルールです
容量(kWh)ごとに変わる、消防法上の考え方
住宅用蓄電池は、容量によって消防法上の扱いが変わります。
ここでのポイントは「何kWhあるか」と「安全対策が施されているか」です。
■ 10kWh以下の場合
この容量帯の蓄電池は、消防法令上の規制対象外とされています。
届出や特別な手続きは不要で、現在の住宅用蓄電池の多くはこの範囲に収まっています。
一般的な戸建て住宅で使われる標準的な容量といえるでしょう。
■ 10kWh超〜20kWh以下の場合
この容量帯になると、消防法上の対象となる可能性があります。
ただし、
・JISなどの標準規格に適合している
・出火防止などの安全対策が講じられている
といった条件を満たす蓄電池であれば、届出が不要とされるケースもあります。
一方で、設置場所や離隔距離、換気など、設置に関する技術基準への配慮が求められる場合があり、
この容量帯では「安全対策がきちんと取られているか」が重要な判断ポイントになります。
■ 20kWhを超える場合
20kWhを超える蓄電池は、消防法令上の規制対象となり、
原則として所轄の消防署への届出や、基準への適合確認が必要になります。(設置前・着工前に)
住宅用途ではやや大容量にあたるため、
設置を検討する際は、事前に施工会社や消防署と相談しながら進めることが前提となります。
じゃあ、何kWhの蓄電池を選べばいいの?

住宅用蓄電池は、「多ければ多いほど安心」という設備ではありません。
実際には、夜にどれくらい電気を使うかを基準に考えると、イメージしやすくなります。
たとえば、
・照明
・冷蔵庫
・テレビ
・エアコン1台
・スマートフォンやパソコンの充電
といった“普段どおりの生活”を夜に送る場合、
一般的な家庭では 5〜10kWh程度がひとつの目安になります。
この容量があれば、
「昼間に太陽光で発電した電気をためて、夜に使う」という基本的な使い方で活用することができます。
「電気代0円の家」の蓄電池容量は?
一方で、「電気代0円の家」を目指す場合は、少し考え方が変わってきます。
電気代をできるだけかけない(=電気をほとんど買わない)暮らしでは、
昼間に発電した電気を夜に使うだけでなく、
夜の電気をまかなったうえで、さらに売電に回せる余力があることが理想です。
そのため、
・昼間の電気をしっかりためて
・夜に使いながら
・余った電気を売電にも回す
といった使い方を想定すると、
蓄電池容量は12kWh前後は必要になってきます。
特に、
・共働きで日中は不在がち
・食洗機や200V乾燥機など、時短家電を活用している
・夜にまとめて家事を行う
といったご家庭では、夜間の電力使用量が多くなりやすく、やや余裕のある容量があると安心です。

乾太くんなどのガス乾燥機を検討する方も多いですが、
「電気代0円の家」を目指すなら、オール電化+200V電気乾燥機のほうが相性◎です。
太陽光と蓄電池があれば、電気は自家消費できるため電気代はほぼかかりません。
一方でガスを使うと、その分だけガス代を“買い続ける”必要があり、経済効果は下がってしまいます。
👉 電気を自給自足できる家ほど、「電気で完結させる暮らし」が有利です。
非常時に、蓄電池はどれくらい使える?

住宅用蓄電池の容量は、非常時の「使える時間」にも直結します。
ただし、ここで大切なのは普段どおりの生活を再現しようとしないことです。
停電時は、
・冷蔵庫
・照明
・スマートフォンの充電
・最低限の空調(夏・冬)
といった「生活を止めないための電気」を優先的に使うイメージになります。
5〜10kWhの場合
使う家電を絞れば、半日〜1日程度の最低限の生活を支えることができます。
・冷蔵庫は常時稼働
・夜間の照明
・スマホ・情報収集用の電源確保
「一晩しのぐ」「復旧まで待つ」ための容量と考えると、現実的なラインです。
12kWh前後の場合
電気の使い方に余裕が生まれ、1日〜2日程度、比較的安心して過ごせるケースが多くなります。
・冷蔵庫+照明+通信機器
・エアコン1台を短時間運転
・共働き家庭でも最低限の家事が可能
電気代0円住宅を目指す容量帯は、
非常時の「安心感」という意味でもバランスの良いラインです。
そしてもちろん、太陽光発電と組み合わせているご家庭が大半。
昼間に発電 → 蓄電池にためる → 夜に使う、という循環が可能になります。
天候に左右されるものの、「電気が完全に尽きるリスクを下げられる」点は大きなメリットです。
蓄電池の容量と初期費用はセットで考える
住宅用蓄電池は、容量が大きくなるほど本体価格も工事費も段階的に上がっていきます。
「少し容量を増やすだけ」のつもりでも、数十万円単位で初期費用が変わることは珍しくありません。
そのため、
・どの時間帯の電気をまかないたいのか
・夜にどれくらい使えれば十分なのか
・太陽光やEVとどう役割分担するのか
といった使い方を決めたうえで容量を選ぶことが重要になります。
蓄電池は、
大容量=正解ではなく、
暮らし・非常時・コストのバランスが取れているかがポイントです。
まとめ|蓄電池の容量は「多さ」より「暮らしとのバランス」
住宅用蓄電池には一律の上限はありませんが、容量が大きくなるほど、消防法上の扱いや設置条件が変わる点には注意が必要です。
蓄電池選びで大切なのは、
「とにかく大容量」ではなく、
自分たちの暮らし方・電気の使い方に合っているかどうか。
そして「電気代0円の暮らし」が実現できるのかどうか。
自給自足しながら、賢く売って収益も得る。そんな暮らしが可能かもしれません。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!HAPINICEでは、豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
よくある質問(FAQ)
Q1:蓄電池は容量が大きいほど安心ですか?
A:必ずしもそうではありません。
容量が大きいほど使える電気は増えますが、その分初期費用も高くなります。
夜にどれくらい電気を使うのか、非常時に何を動かしたいのかを整理したうえで、暮らしに合った容量を選ぶことが大切です。
Q2:停電時、家の電気は全部使えますか?
A:基本的には使えません。
住宅用蓄電池は、冷蔵庫や照明、通信機器など
「生活を止めないための電気」を優先して使う設備です。
全負荷対応か、特定の回路だけを使うタイプかによっても使い方は変わります。
Q3:太陽光発電があれば、蓄電池は小さくても大丈夫ですか?
A:使い方次第です。
昼間に発電した電気を夜まで回したい場合は、
ある程度の蓄電池容量があったほうが安定します。
一方で、EVを蓄電池代わりに使う、昼間在宅が多いなど、暮らし方によっては容量を抑える選択も現実的です。
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