2022.02.27
【かなり違います!】日本製と海外製の食洗機を徹底比較!【パナソニック・リンナイ・ミーレ・ガゲナウ】
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、できるだけ毎日の家事を楽にしたい、快適に暮らしたいと思いますよね?
家事を楽にするアイテムの中でも食洗機は結構人気で、実際に打合せをしていてもほとんどの人が、新築を機に食洗機が欲しいとおっしゃいます。
夫婦2人ならまだそれほど負担に感じないかもしれませんが、子どもが1人2人と増えると食器の量も多くなり、栄養を考えると料理の品も増えるので、余計に労力も時間も必要になります。
ただ一口に食洗機と言っても、いろいろなメーカーから製品が販売されています。以前に別の動画でもお伝えしましたが、使い方や目的によっては思ったよりきれいにならない、量が入らない、手間がかかるなど、せっかくお金をかけたのに後悔してしまう可能性があります。
そこで今回のブログでは、日本製と海外製、それぞれの食洗機の特徴をご紹介して、後から失敗したとならないように、自分たちの暮らしに合った製品を選べるようになってもらいたいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも、「この食洗機もいい」「これは微妙だった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、良ければYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●4つの食洗機
まず結論から言うと、今回ご紹介する食洗機は次の4つになります。
1.パナソニック
2.リンナイ
3.ミーレ
4.ガゲナウ
それでは1つずつ説明していきます。
1.パナソニック
食洗機の比較1つ目は、パナソニックです。
パナソニックの特徴は大きく3つあり、1つ目は食器が入れやすいように工夫されていることです。まずパンケーキを作ったりするのに使うシリコンカップなど、軽くて小さいモノを置く専用のホルダーが付いています。
また食器を置くカゴがスライドするので、食器の大きさや量によって食洗機の中の配置を変えることができ、フライパンや鍋が入るようにも配列できます。
2つ目の特徴は洗浄と同時に除菌までできることです。洗いとすすぎで50度以上の高圧水流で洗うので、試験結果で99%以上の除菌が確認されていて清潔で安心感があります。
3つ目の特徴はエコナビ運転です。これは食洗機の使用履歴を蓄積して、節水と省エネを最適化する機能です。食器や汚れの量、部屋の温度をセンサーで検知して、乾燥時間やすすぎの回数、加熱量を自動調整します。これにより水や電気の使用量を15%前後カットして、さらに運転時間を減らします。
まとめるとパナソニックの食洗機は、日本のメーカーらしく先進的な機能が付いて細かい所まで配慮がされている製品です。本体の定価金額はざっくり25万円前後になっています。
2.リンナイ
食洗機の比較2つ目は、リンナイです。
リンナイは一般的な引出し型のスライドオープン式と、海外製の食洗機のような手前に扉を倒して開くフロントオープン式の2種類を用意しています。
まずスライドオープン式の特徴は2つあり、1つ目は除菌スチーム洗浄です。
手洗いだとどうしても落とせない小さな汚れも、スチームの細かい粒子が汚れの隅々まで入り込んで、高圧洗浄で落としてくれる機能です。先程のパナソニック同様、試験結果で99%以上の除菌効果が確認されています。
2つ目の特徴はプラズマクラスターです。エアコンや空気清浄機で聞いたことがある言葉だと思いますが、外気から取り入れた空気の中の浮遊カビ菌を、イオンの力で分解除去してくれます。きれいに洗浄した食器を、きれいな空気で乾かし清潔に保つことができます。
次にフロントオープン式は手前に扉を倒して開けてから、上下2段になっているラックをそれぞれ引き出せて、食器や鍋、まな板などの出し入れがしやすくなっています。
しかも一般的な45cm幅のタイプだと、スライドオープン式で6人分の容量なのに対し、フロントオープン式だと8人分の容量まで格納できるので、食器の量が多いご家庭に重宝します。
ここまでご紹介したスライドオープン式だと、食器を洗う噴射ノズルがバスケットの下にあるだけです。しかしフロントオープン式は、上下2段のラックの間にもノズルがあるので、よりしっかり食器を洗えます。またランニングコストも従来機種に比べて、1/3カットの省エネ仕様です。
まとめるとリンナイの食洗機は、除菌などの機能が充実したスライドオープン式と、容量の大きいフロントオープン式の2つが選べます。フロントオープン式のある国産メーカーは限られるので、できるだけたくさん食器を入れたいけど国産にしたい、金額を抑えたいという方におすすめです。
ちなみに本体の定価金額は、スライドオープン式でざっくり18万円前後、フロントオープン式でざっくり22万円前後になっています。
3.ミーレ
食洗機の比較3つ目はミーレで、フロントオープン式のドイツメーカーになります。
特徴は大きく3つあり、1つ目は大容量設計になっていることです。幅45cmタイプで9人分、幅60cmタイプで14人分の容量なので、4人家族ならそれぞれ2食分と3食分が一度に洗えます。
しかも中の食器や汚れ具合を検知して、必要な水量や電力量を自動で調整してくれます。そのため少ない量の食器を洗うときでも、無駄を省いて省エネ運転をしてくれます。
2つ目の特徴は洗剤自動投入機能が付いていることです。食器をセットしてスタートボタンを押せば、最適なタイミングと量を測り自動で洗剤を入れてくれるので、一手間削減しながら洗剤量の節約ができます。
3つ目の特徴は気化熱乾燥で、食器洗浄など一連のプログラムが完了すると自動で前面の扉が数㎝開いて、食洗機内の蒸気を逃がしつつ気化熱で乾燥させる仕組みです。これは高温の温風で乾燥させる日本製と比べて省エネで、しかも食器にダメージを与えないメリットがあります。
ちなみに本体の定価金額は、幅45㎝タイプでざっくり35万円前後、60㎝タイプは結構幅があって、ざっくり35万円〜70万円前後になっています。
4.ガゲナウ
食洗機の比較4つ目はガゲナウで、こちらもミーレと同じくフロントオープン式のドイツメーカーになります。
特徴は大きく3つあり、まず1つ目が高級感です。ステンレスをぜいたくに使ったガゲナウらしいスタイリッシュなデザインに仕上がっていて、ショールームで一目惚れして採用したという話をよく聞きます。
2つ目の特徴は洗浄力の高さです。ガゲナウを実際に使った人のレビューを見ても、とにかく食器がきれいになるという評価が目立ちます。一度にたくさんの食器を入れてもきれいになり、カレーとかのこびりつきも取れるので、食洗機の天敵である洗い残しが少ない強力な洗浄力を持ちます。
3つ目の特徴はゼオライトの省エネ乾燥です。火山灰が固まってできたゼオライトを食洗機内にセットし、洗浄時の水で発熱させて洗い終わった食器を自然乾燥させます。
先程ご紹介したミーレもそうですが、海外製の食洗機は極力電気を使わない省エネな考えです。なので日本製のように高温の温風乾燥ではない方法を独自に開発して、食器などが傷まないように配慮されています。
ちなみに本体の定価金額は、幅45㎝タイプでざっくり38万円前後、60㎝タイプでざっくり54万円前後になっています。
他にも海外製はAEGやアスコ、ボッシュなどもあるので、日本製の食洗機も含めて総合的に比較検討してみましょう。
●まとめ
今回ご紹介した食洗機は次の4つになります。
1.パナソニック
2.リンナイ
3.ミーレ
4.ガゲナウ
個人的な意見をまとめると、日本製はいろいろな機能が付いていながら金額が抑えられているので、できるだけ手頃な価格でコスパの良い食洗機を付けたい方におすすめです。
一方海外製は、基本的にフロントオープン式で出し入れがしやすく、しかも幅60㎝になると容量がかなり大きくなります。少し値は張り設置できるキッチンも限られますが、1日分の食器を一度に洗いたい方におすすめです。
私の家ではガゲナウの幅60cmタイプを使っていて、うちの奥さんいわく採用して良かったと喜んでいます。ただ他の日本製や海外製の食洗機を使い比べた訳ではないので、正直何が1番良いかはわからないです。
なので完璧な製品を選ぶというより、しっかりどんなメーカーがどんな特徴の食洗機を販売しているかを理解することが大切だと思います。
食器の入れ方や容量、洗浄力、乾燥方法、金額がそれぞれ違うので、自分たちの理想の暮らし方や優先順位に合わせて、最善だと思う選択をしてほしいと思います。
ちなみにキッチン設備で失敗しないポイントや、使いやすいキッチンプランについては、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
今回のブログ内容が全てでは無いですが、これからマイホームを考える人にとって少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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