【注文住宅】意外と多い洗面台の後悔！よくある残念な失敗4選を徹底解説！

 

 

「洗面台の後悔、意外と多いです。」

 

皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、毎日使う洗面台をできるだけ便利に、掃除も楽にしたいと考えると思いますが、メーカー品だと種類は限られるし、造作だと逆に組合せが無数にあるので、選ぶ設備やプランニングによって、使いやすさや満足度は大きく変わってきます。

 

そこで今回のブログでは、「洗面台でよくある残念な失敗4選」をご紹介しますので、暮らしてから「なんか使いにくい」「もっと考えれば良かった」と後悔しないように、洗面台を選ぶ際の判断材料にしていただけると幸いです。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。

 

それでは１つずつ解説します。

1.洗面ボウルの大きさ

 

洗面台の失敗1つ目は、洗面ボウルの大きさです。

 

基本的に大は小を兼ねるので、大き過ぎたという失敗はあまり聞かなくて、どちらかというともう少し大きいサイズにしておけば良かった、という後悔の声が多いイメージです。

 

例えば、私の家の洗面ボウルは、横幅60cm、奥行35cm、深さ20cmぐらいで一般的な大きさですが、子ども達がうがいする時はしゃがんだりせずに、気にせず上から吐き出すので結構飛び散ります。

 

また寝癖がある時は、頭をボウルの中に入れて髪を濡らしますが、若干浅い感じがするので、もう少しボウルは深くても良かったと反省しています。

 

あとはたまに2人で並んで歯磨きや身支度ができるように、朝渋滞にならないように、1つの洗面台にボウルを横並びで2つ付けたいというご希望も聞きますが、この場合にも一点注意が必要です。

 

1つ1つの洗面ボウルの大きさが、ある程度確保できる広さなら良いですが、小さいモノを無理して2つ付ける場合には、うがいをするにも顔を洗うにも、それぞれで水跳ねを気にしないといけなくなり、意外と毎日のストレスになってしまいます。

 

これは図面やカタログだけだと、実際にどれくらいの大きさになるかイメージしにくいと思うので、可能ならモデルハウスやショールームで実物を見たり、寸法をメジャーで図りボウルのサイズ感を確かめたうえで、決定するようにしましょう。

2.水栓の選択

 

洗面台の失敗2つ目は水栓の選択で、使いやすさと掃除のしやすさ、2つの観点が大切になります。

●使いやすさ

 

まず使いやすさの部分だと、一般的な水栓かシャワー水栓かという選択肢があり、見た目重視であれば、一般的な水栓の方が圧倒的にデザインの種類が豊富で、おしゃれなモノが多いです。

 

ただ、シャワーを伸ばして洗面ボウルを隅々まで掃除したいとか、ちょっとした寝癖なら洗面台で髪を濡らして直したい場合には、シャワー水栓の方が重宝すると思います。

●掃除のしやすさ

 

次に掃除のしやすさに関しては、洗面ボウルのサイズをいくら大きくしても、水が一切跳ねない事は無いので、水栓の位置も結構重要で、こちらも天板付けか壁付けの2種類に分ける事ができます。

 

まず洗面台の天板の上に水栓が付いているタイプだと、デザインの種類は豊富ですが、水跳ねを放置して濡れたままにしておくと、水栓根元周りにカビやヌメリが発生するので、こまめに掃除する必要が出てきます。

 

なので、そもそも水栓に水がかかりにくい仕様として壁付けも人気で、種類やデザインは限られてしまいますが、掃除の手間を圧倒的に減らす事ができますし、実際に私の家でも採用していますが、天板に障害物がなくなるので、サッとタオルで拭けて時短になります。

●アフターメンテナンス

 

ただ施工やアフターについては注意点があって、天板付けの場合は特別な施工も必要ないし、アフターの際にも、洗面台の下を覗けば水漏れや詰まりはすぐに直せるので安心です。

 

しかし壁付けの場合には、配管部分が断熱欠損になって壁内結露の原因になったり、構造上大切な土台部分を少し欠いて配管経路を確保しないといけないので、少し壁を前にふかして、パイプスペースを作ってあげる必要があります。

 

あとはアフターの際にも、給水管の水漏れとか何か問題があった際に、壁の中に隠蔽されているので発見が遅れたり、直すにもいちいち壁を剥がさないといけなくなるので、結構大事になってしまいます。

 

どちらにしても基本は、適切な施工がされている事が大前提になるので、そこまで心配しなくても良いですが、稀にそういった配慮がなされていない図面を見る事もあるので、特に壁付けにする場合には、注意していただけると幸いです。

3.流行りの間取り

 

洗面台の失敗3つ目は、流行りの間取りで後悔です。

 

最近はコロナの影響もあり、家族でも来客でも、「家に入ったら、まずはうがい手洗いをする」という習慣がより徹底されたと思いますが、その兼ね合いで従来の脱衣室の中に洗面台があるプランよりは、玄関や廊下、リビングの一角に設けるプランが主流になってきています。

 

実際に脱衣室は、服が脱ぎっぱなしとか、室内干しスペースとして活用する事も多いので、1番生活感が出やすい場所で、誰かがお風呂に入っていると、脱衣室に入りにくいというプライバシーの問題もあります。

 

なので、ハピナイスでもほとんどのお客様が、脱衣室とは別に洗面台を設置していますし、個人的にもおすすめしています。

 

ただメリットの裏に一点注意事項もあり、しっかり間取りに対して配置や広さを考慮して設置しないと、洗面台を使う人と後ろを通る人の動線が重なって邪魔になり、後悔につながります。特に家族みんなが忙しい朝の時間帯は、洗面台の前に人がいる時間が長くなるので注意が必要です。

 

例えば、リビングから洗面台の前を通って奥のファミリークローゼットやトイレに行く、という動線だと、廊下の幅や洗面台の大きさによっては、お互いぶつからないように気を遣って、毎日がストレスになってしまう可能性があります。

 

もちろん、玄関やリビング、ファミリークローゼットなど、優先順位によっても間取りや動線は変わってくると思いますが、洗面台を使う人と動線が干渉しても問題が無いように、洗面台のスペースもある程度ゆとりを持って計画していただけると幸いです。

4.床の素材

 

洗面台の失敗4つ目は、床の素材で後悔です。

 

これは先程ご紹介した、玄関ホールやリビングの一角に独立して設置する場合に、床の素材選定で注意が必要になります。

 

実際に私の家でもそうですが、9才・7才・5才の子どもがいて、上の子はまだ良いですが、真ん中と下の子が洗面台を使った後は、床に水が飛び散っていたり、石鹸の泡が飛んでいたり、歯磨き粉がボトっと落ちていることが日常茶飯事です。

 

脱衣室の中に洗面台がある場合には、撥水性に優れている樹脂系のクッションフロアやフロアタイルが基本になるので、染みにもなりにくいし、掃除もしやすくて問題ないです。

 

ただ、洗面独立型の場合は、そのまま木製フローリングで貼る方も多いので、洗面台の前にマットや透明のフロアシートを置く、もしくは何か飛び散ったらすぐに拭くようにして、最悪染みになっても良いぐらいの気持ちでいないと、思ったより汚れてしまい後悔につながると思います。

 

正直これはキッチンにも言える事なので、床の汚れが気になる、掃除がしやすい方が良い場合には、洗面台と合わせて、床の素材を木製フローリングとCFで上手に貼り分けられるように、間取りのプラン段階から配慮して計画するようにしましょう。

●まとめ

 

ちなみに以前の動画で、今回とはまったく違う視点で、洗面で失敗しない方法やキッチン、お風呂、トイレなどの水回りで後悔しやすいポイントについて詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

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