2024.11.30
アイランドキッチンと対面キッチンの違い、選び方|ペニンシュラキッチンなどとの違いも画像で解説
キッチンのレイアウトやデザインにはたくさんの種類があります。
「特にアイランドキッチン・対面キッチンの違いがわからない」と疑問をお持ちではないでしょうか。
実は、アイランドキッチンは対面キッチンの一種なので、分けて考える必要はありません。
今回は、愛知県で多くのご家族の家づくりをサポートしてきた工務店『ハピナイス』が、おしゃれなキッチン画像を紹介しながら、以下の項目をわかりやすく解説します。
コラムのポイント
- おしゃれなキッチン画像を見ながら、アイランドキッチン・対面キッチンなどの人気の高いキッチンの特徴を確認しましょう。
- キッチンプランを組み立てる際に決めるべきことを、整理して紹介します。
- 人気の高いアイランドキッチン・対面キッチンの使い勝手を確認しましょう。
- キッチンの収納方法・事例画像も紹介します。
使い勝手のいいおしゃれなキッチンを完成させるために、ぜひ最後までごらんください。
アイランドキッチン・対面キッチン・ペニンシュラキッチンなどの違い・特徴を画像で解説
世代・世帯構成などを問わず人気の高いキッチンは、以下のとおりです。
- アイランドキッチン
- 対面キッチン
- ペニンシュラキッチン
- カウンターキッチン
画像を見ながら、各キッチンの特徴を確認しましょう。
アイランドキッチン
アイランドキッチンは前後左右が壁に接していないキッチンで、対面キッチンの一種です。
こちらのアイランドキッチンはオープンなデザインですが、「油ハネ・水ハネが気になる場合はキッチン前面にパネルを設置する」「シンクや作業台を隠したい場合は腰壁を設置する」など、さまざまな造作が可能です。
対面キッチン
対面キッチンは、リビング・ダイニングなどと対面になるようレイアウトしたキッチンです。
こちらの対面キッチンはオープンなデザインですが、コンロ前などキッチン本体の一部を壁で隠す造作も可能です。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは左右の一方が壁に接しているキッチンで、対面キッチンの一種です。
「アイランドキッチンよりも省スペースで設置できる」「壁があるため油ハネ・水ハネ・においなどの拡散を抑えやすい」といった点が魅力です。
カウンターキッチン
カウンターキッチンは、アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンの天板を広げたキッチンです。
用途に合わせて、カウンター部分の造作を決められます。
こちらのキッチンはカウンター部分が広いため、食事・勉強など、多用途に活用できます。
こちらのキッチンは、天板を少し広げてカウンターとしています。
お茶を飲んだり、料理の仮置きをしたりできる、便利なスペースですね。
こちらは、キッチンの腰壁から一段下げてカウンターを設置しました。
電子機器の充電などを想定して、コンセントも設置しています。
人気の高い主なキッチンの画像を紹介しましたが、デザインが多様なので、イメージをかたちにするプランニングが難しいですよね。
次にスムーズにキッチンプランを組みて立てる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
愛知県で高いデザイン性・利便性を持つ家づくりを検討中の方は、ハピナイスへお問い合わせください。
ご家族のイメージをプランに落とし込み、理想の家づくりをサポートいたします。
スムーズにキッチンプランを組み立てる方法|キッチンの種類を確認
キッチンプランは、以下の項目を組み合わせることで完成します。
- キッチンの向きを選ぶ|対面キッチン・壁付けキッチン
- キッチンの置き方を選ぶ|アイランドキッチン・ペニンシュラキッチン
- シンク・コンロ・作業台のレイアウトを選ぶ|I型・L型・Ⅱ型
- キッチンの造作を選ぶ|カウンターキッチン・腰壁付きなど
- シンク・ワークトップなどの素材を選ぶ
アイランドキッチン・対面キッチンなど、違う視点で選ぶべき項目を混同するとプランの組み立てが難しくなるため、ぜひ1項目ずつ整理してご家族の希望を検討してください。
キッチンの向きを選ぶ|対面キッチン・壁付けキッチン
キッチンの向きは、「対面キッチン」「壁付けキッチン」の2種類です。
- 対面キッチン:リビング・ダイニングにいるご家族とのコミュニケーションを取りやすいなどのメリットがありますが、設置には広いスペースが必要
- 壁付キッチン:キッチン周辺を広く使えるなどのメリットがありますが、配膳などの際に必ず振り返る動作が必要で煩わしく感じる場面がある
壁付キッチンは、こちらの画像のようにスッキリとしたデザインとなります。
(対面キッチン)キッチンの置き方を選ぶ|アイランドキッチン・ペニンシュラキッチン
対面キッチンの場合は、キッチンスペースの広さ・使い勝手などに応じて「アイランドキッチン」「ペニンシュラキッチン」どちらかを選択します。
アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンに必要な広さは、一般的に以下のとおりです。
- アイランドキッチン:6畳程度〜(キッチン本体+人が通る幅の確保が必要)
- ペニンシュラキッチン:4畳程度〜
対面キッチンを選択する場合は、アイランドキッチン・ペニンシュラキッチンともに広いスペースが必要ですね。
ただしシンク・コンロ・作業台のレイアウトによっては必要なスペースを抑えられる可能性があるため、シンク・コンロ・作業台のレイアウトも確認しましょう。
シンク・コンロ・作業台のレイアウトを選ぶ|I型・L型・Ⅱ型
シンク・コンロ・作業台のレイアウトの種類は以下のとおりで、Ⅱ型・L型を選択すると、キッチンに必要なスペースを抑えられます。
- I型:シンク・コンロ・作業台を1列に配置
- Ⅱ型:シンク・コンロ・作業台を2列に配置
- L型:L型のキッチンにシンク・コンロ・作業台を配
シンク・コンロ・作業台のレイアウトは、キッチンを置くスペースの形状も考慮して最適な選択をしてください。
たとえばこちらのL型のキッチンは、作業台を挟んで左右にシンク・コンロを設置しています。
キッチン本体の造作を選ぶ|カウンターキッチン・腰壁など
対面キッチンを選択する場合、キッチン本体の造作はバリエーションが豊富です。
- カウンターキッチン:キッチンカウンターの用途が広がる点が魅力。用途に応じてカウンターの広さ・位置などを決める必要がある
- 腰壁付きキッチン:シンク・作業台を隠せる点が魅力。腰壁のデザインを決める必要がある
- オープンキッチン:キッチンに開放感が生まれる点が魅力。生活感を隠せるように収納方法などを決める必要がある など
たとえばこちらのキッチンは腰壁付きを選択し、リビング・ダイニングと調和するナチュラルなデザインとしました。
キッチンの設置場所を選ぶ|LDK・独立キッチン・セミオープンキッチン
近年はリビング・ダイニング・キッチンを1つの部屋にまとめる「LDK」を選択することが主流ですが、ご家族のライフスタイルによっては、「キッチンorキッチン・ダイニング」「リビング」を分けるほうが利便性が高いケースがあります。
また、キッチンとリビング・ダイニングの間に間仕切り壁を設けてドアは設けない、「セミオープンキッチン」という選択肢もあります。
シンク・ワークトップなどの素材を選ぶ
キッチン全体の造作が決まったら、最後にシンク・ワークトップなどの素材を決めましょう。
【シンク・ワークトップの素材例】
- ステンレス:耐久性・耐熱性・耐汚性が高く掃除が簡単だが、小さな傷がつきやすい
- 人造大理石:デザイン性が高く掃除が簡単だが、熱に弱い
- ホーロー:耐久性・耐熱性が高く掃除が簡単だが、衝撃に弱い
- タイル:デザイン性く耐熱性が高いが、掃除しづらく衝撃に弱い など
スムーズにキッチンプランを組みて立てるために、選択が必要な項目ごとに選択肢を紹介してきました。
まずは理想のデザインを決め、キッチンスペースの広さ・ご予算などに応じてプランを調整していただけると幸いです。
愛知県で高いデザイン性・利便性を持つ家づくりを検討中の方は、ハピナイスへお問い合わせください。
ご要望・予算を丁寧に伺い、ご家族のイメージをかたちにするプランを提案いたします。
アイランドキッチンのメリット・デメリット
ここで、「対面キッチンにすることは決めていて、ペニンシュラキッチンの使い勝手は想像できるけど、アイランドキッチンについては何を基準にして選べばいいかわからない」とお悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
アイランドキッチンにはメリット・デメリットがあります。
【アイランドキッチンのメリット】
- おしゃれ
- 一般的に視界をさえぎらない造作のため開放感があり、LDKが広く見える
- キッチン周辺で人の渋滞が起きづらい
- 複数の方向からアクセスできるため、家事動線が良い
【アイランドキッチのデメリット】
- 広いスペースが必要
- リビング・ダイニングが狭く見えるケースもある
- におい・油ハネ・水ハネが拡散しやすい
- キッチン全体が常に見えている状態なので、きれいな状態をキープすることにストレスを感じるケースがある
- 一般的に高額
アイランドキッチンは、広い空間に設置することが向いているキッチンです。
また、生活感を見せたくない場合は収納の工夫が必要なので、掃除・整理整頓を無理なく実施できる方も、アイランドキッチンのデザインを楽しみながら使用できます。
アイランドキッチンのような人気の高い設備を選んで後悔しない方法を、こちらの記事で確認できます。
〈おすすめコラム〉流行りの家(おしゃれな家・変わった間取り)に後悔しない方法|流行りに左右されない間取りの成功事例
対面キッチンのメリット・デメリット
次に、対面キッチンのメリット・デメリットも紹介します。
アイランドキッチンorペニンシュラキッチンを検討する中で、「リビング・ダイニングをなるべく広くしたいけど、良いアイデアが浮かばない」とお悩みの場合には、「対面キッチン」というプラン自体を改めて見直してみましょう。
【対面キッチンのメリット】
- おしゃれ
- リビング・ダイニングにいる方とコミュニケーションを取りやすい
- カウンターキッチンにすることで、キッチンの用途が広がる
【対面キッチンのデメリット】
- 広いスペースが必要
- キッチン内部を隠したい場合にさまざまな造作が必要で、費用が高額になるケースがある
- 常にリビング・ダイニングの方向を向いて作業をすることに、ストレスを感じるケースがある
コミュニケーションやデザイン性を重視する場合には、対面キッチンを選択することで満足度が高くなります。
一方でリビング・ダイニングの広さを重視する場合には、壁付キッチンを選択すると、リビング・ダイニングの面積を大幅に広げることが可能です。
また、キッチンの満足度は、キッチン本体だけでなく収納スペースの使い勝手にも大きく左右されるため、最後にキッチンの収納方法も確認しましょう。
こちらの動画で、キッチンメーカ7社を比較して紹介しています。
キッチンの収納方法・事例画像
キッチンの収納方法の選択肢は、主に以下の3パターンです。
- システムキッチンの収納を設置
- 造作収納を設置
- パントリーを設ける
それぞれおしゃな事例画像を見ながら、特徴を確認しましょう。
システムキッチンの収納を設置
システムキッチンとは、シンク・コンロ・作業台・収納などがセットになったキッチン製品です。
システムキッチンの収納を選択すると、キッチン本体とのデザインバランスが整います。
またシステムキッチンは多くのご家庭が便利だと感じる機能を備えているため、簡単に使い勝手が良い収納が手に入る点も魅力です。
【システムキッチンの収納例】
造作収納を設置
造作収納は、新築時に施工業者に依頼するほか、DIYでつくることも可能です。
キッチンの広さ・形状・好みのデザイン・使い勝手など、システムキッチンでは対応しきれない範囲まで考慮して造作できます。
また、個性的なデザインを実現できる点も魅力です。
【造作収納の例:オープン収納】
【造作収納の例:ドアを設けた収納】
造作収納のような人気のオプション工事ランキングを、こちらの記事で確認できます。
〈おすすめコラム〉新築オプション工事ランキング一覧|施工業者・専門業者どちらに依頼するべきか、各工事の費用など解説
パントリーを設ける
パントリーとは、キッチン周辺の収納スペースのことです。
システムキッチンの収納などよりも大容量なのが一般的で、食器・食材だけでなく、日常的には使わないホットプレートなどの、大きなキッチン家電も収納できます。
パントリーはキッチンに隣接した場所に1つの部屋のように設けることも可能で、たとえば生活動線をスムーズにすることを目的に、「玄関・パントリー・キッチンを隣接させる」といった間取りも作成可能です。
【キッチン内のパントリー例】
使い勝手の良いパントリーのつくり方を、こちらの記事で確認できます。
〈おすすめコラム〉新築住宅のパントリーを後悔しないための“10”のコツ|創業50年の工務店社長が解説
愛知県で家事動線・生活動線の良いおしゃれな家づくりをご希望の方は、ハピナイスへお問い合わせください。
ご家族のライフスタイルを丁寧に伺い、暮らしの満足度が高まる家づくりをサポートいたします。
まとめ
「アイランドキッチン・対面キッチンの違いがわからない」とお悩みの方へ、おしゃれなキッチン画像を見ながら、キッチンプランを組み立てる際に選択が必要な項目を整理して解説しました。
キッチンプランは利便性・デザイン性どちらも考慮しながら検討する必要があります。
今回紹介した情報を、理想のキッチンを実現する参考にしていただけると幸いです。
この記事の監修者
林 拓未
HAPINICE 代表取締役
ものごころ付いた時から、わたしの周りには大工道具と木がありました。
祖父の宮大工としての技術を受け継ぎ、父が築いた住宅づくりの伝統を、わたしも3代目として守り続けています。
家づくりは多くの方にとって人生の一大イベントであり、安心して暮らせる「家」という土台を共に築くことが、家族の幸せと豊かさにつながると信じています。
【スタジオ】
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【木材加工場】
〒441-1343
愛知県新城市野田字西浄悦68番地
登録資格
- 建設業許可番号:愛知県知事許可 (般-2) 第59940号
- 一級建築士事務所番号:知事登録 (い-5)第14234号
- 宅地建物取引業者番号:愛知県知事(2)第23925号
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