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2022.04.12

【残念すぎる!】マイホームの塀、よくある失敗3選!対策も合わせて徹底解説!

 

皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、外構の塀や目隠しフェンスなどもお金をかけて作る以上、できれば理想通りにしたい、失敗したくないと思いますよね?

 

敷地を囲う塀はデザインがオシャレなのはもちろんですが、プライバシーや防犯などいろんな目的がある中で、それぞれ作るときの注意点を知らないと、せっかく作ったのにイマイチだったり想定外のトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。

 

そこで今回のブログでは、外構の塀でよくある失敗事例を3つご紹介して、マイホームと合わせて満足できる塀を作ってもらいたいと思います。

 

ちなみに今回ご紹介する以外でも、「こんな失敗をした」「これも気をつけたほうが良い」みたいな生の声をいただけると有り難いので、良かったらYouTubeの方にコメントください。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。

●塀のよくある3つの失敗

 

まず結論から言うと、塀のよくある失敗は次の3つになります。

 

1.目隠し

2.経年変化

3.近隣

 

それでは1つずつ解説します。

1.目隠し

 

塀の失敗1つ目は目隠しになっていないことで、住宅街に家を建てるときにせっかくお庭を作っても、周りの目が気になって落ち着けないことが多いので、よくプライバシーを守るために目隠しフェンスを計画します。

そのときに目隠しフェンスを設置する範囲や高さ、本体製品の種類の選択を間違えてしまうと、思ったより目隠しにならなくて後悔する可能性があります。

 

もちろんお金に糸目をつけずに、敷地をぐるっと目いっぱいの高さで設置すれば目隠しは完璧だと思います。

 

ただ限られたご予算の中だと現実的ではないですし、逆に光が入らず暗くなったり圧迫感が出てしまったり、あまり閉鎖的でも防犯上のリスクも上がってしまうので、やはり適切な範囲と高さで設置するのが大切です。

 

設置する範囲や高さは、どこの位置からの視線を遮りたいかで大きく変わるので、図面だけで判断し計画するのは難しいです。

 

なので実際に現地に立って近隣の家の庭や窓の位置を計測して、どこまで目隠しフェンスを設置するのか、適切な高さが何mなのかを割り出します。

 

一般的には隣家や道路との高低差によって、1.5~2mぐらいの高さがあれば見えなくなるはずですが、庭ではなくリビングの中も見られたくないとか、向かいの家の2階窓からも見られたくないときには、フェンスをもっと高くしたりタープを併用した方が有効な場合もあります。

 

あとは既製品で程よく風や光が入り、圧迫感を減らす目的で半目隠しのフェンスも販売されていますが、実際に設置したら思ったより目隠しにならなくて後悔してるとか、結果的に後から隙間を埋めたり、やり変えたという声もネットの体験談で結構見かけるので、製品の選択も重要なのがわかります。

なので目隠し目的でフェンスを設置するなら、半目隠しではなく完璧に目隠しできる製品を選ぶか、造作のウッドフェンスなどで、自由に目透かしの隙間部分の高さを決められるようにして、光や風の通り方を加味しながら計画するのがおすすめです。

 

またフェンス本体の色に関しては、普通の柵のようなフェンスなら引き締まるダークブラウンやブラックを選んでも良いですが、目隠しタイプではかなり重い雰囲気で結構圧迫感が出てしまうので、ライトブランやシルバーなど明るめや軽めの色を選ぶようにしましょう。

 

ちなみにしっかり目隠しするほど、仮に泥棒が敷地内に入ったときに見えにくいという防犯面のデメリットがあるので、心配な方は以前の動画で有効な防犯対策について詳しく解説していますので、下のリンクからご覧いただけますと幸いです。

 

2.経年変化

 

塀の失敗2つ目は予想外の経年変化で、作った当初はもちろんきれいですが、5年10年したときに予想以上に汚れが目立ったり、ボロボロになったり色が変わってしまい後悔することがあります。

 

当然塀も屋外にあるので、自然と土埃や排気ガスの汚れが表面に付きますし、そこに雨が降れば雨だれが付いたり、放置すれば固まって余計に汚くなってしまいます。

 

車は当たり前に定期的に洗車して、きれいに保てるように配慮する方が多いと思いますが、建物の外観や塀は自分でやるには範囲も広く、かといって業者さんに頼んだら1回何万円もしてしまうので、ついつい掃除は後回しで年に1回やるかどうかになってしまいます。

 

なのでできるだけ汚れにくい素材や、汚れが目立ちにくい色を選ぶことが大切で、真っ白よりもライトグレーを選ぶとか、仮に塗りで表面を仕上げるにしても撥水効果のある素材にするとか、さまざまな配慮をすることで、ある程度の掃除は前提になりますが、経年の汚れ対策に効果的だと思います。

 

またアルミ製とか樹脂製の既製品フェンスであれば、色の変化や経年で劣化することはほとんど無いですが、天然のウッドフェンスは樹種によって、経年劣化で日焼けや変色が起きやすかったり、5年ぐらいでボロボロになったりする物もあります。

なのでできるだけ耐久性の高い、イタウバやイペ、ウリンなどのハードウッドを選んでいただいて、さらに可能なら年に1回ぐらいは防腐効果のある塗料を塗るようにしましょう。

3.近隣

 

塀の失敗3つ目は近隣トラブルで頻繁に起きることではないですが、知り合いの外構屋さんから聞いた事もあり、ネットで検索しても意外とトラブルの事例があります。

 

例えば塀やフェンスを設置するときは、できるだけ敷地を広く使うために隣地境界ギリギリで計画することが多いのですが、その境界が稀に確定していなくて、ざっくりこの辺だろうと工事して、後から越境していることがわかってやり直しになったり、どうしても隣の敷地に入らないと工事できない現場で、うまくお隣さんに話が伝わっていなくてクレームになったケースも聞いたことがあります。

 

またこれは実体験でいけないことですが、私たちの会社のモデルハウスに目隠しフェンスを設置して、少したったころに隣の方からお話があって、モデルハウスの敷地の雑草が越境していたこともありました。

モデルハウスなので普段から雑草は定期的に抜いていましたが、お隣のブロックとうちのブロックの少しの隙間から雑草が生えていて、下から上までの目隠しフェンスだったため、こちら側からは雑草の存在に気づきませんでした。

 

雑草が生えないように隙間を埋めて対応させていただき、お隣の方も良い方だったのでトラブルに発展しませんでしたが、意図せず起きてしまうことが多いと思うので、工事前の近隣へのご挨拶や工事中の配慮、何かあった際の迅速な対応を心がけて、ご迷惑にならないよう気をつけたいと思います。

 

ちなみに近隣トラブルの事例や回避方法については、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

 

●まとめ

 

今回ご紹介した塀のよくある失敗は次の3つになります。

 

1.目隠しになっていない

2.予想外の経年変化

3.近隣トラブル

 

塀には敷地を仕切るだけでなく、防犯やプライバシー確保など、お客様ごとにさまざまな目的がありますが、設置でのいろいろな注意点を理解してから作らないと、せっかくお金をかけたのに満足できない塀になったり、お隣さんとの関係を悪化させてしまう可能性があります。

 

また塀以外でも外構で後悔しやすい設備やプランや、失敗しないカーポートの選び方について、別の動画で詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。

今回の内容がすべてではないですが、これからマイホームを考える人にとって少しでも参考になれば幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

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