2026.01.14
蓄電池の代わりにEVが使えるって本当?電気代0円住宅との現実的な関係

Q&A
Q:EVは家庭用蓄電池の代わりになり、電気代0円住宅は実現できる?
A: EVはV2Hを導入すれば蓄電池の代わりとして使える。太陽光発電5〜7kWと組み合わせると、年間電気代を実質0円近くまで下げられる家庭も存在する。ただし生活スタイルと車の使い方が重要になる。
こんにちは!HAPINICEです。
電気代の値上がりが続き、「毎月いくらかかるんだろう…」と不安に感じているご家庭も多いのではないでしょうか。
新築のご相談でも、家庭用蓄電池は気になるけれど、価格がネックで迷っているという声をよく耳にします。
そんな中、最近注目されているのが
「EV(電気自動車)を蓄電池の代わりに使う」という考え方です。
この記事では、
EVが本当に蓄電池の代わりになるのか?
そして電気代0円住宅とどんな関係があるのかを、できるだけやさしく解説していきます。
電気代をできるだけ抑えたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
EVは「走る蓄電池」になる?その仕組みをやさしく解説
EVが家庭用蓄電池の代わりとして使える理由は、V2H(ブイ・ツー・エイチ)という設備にあります。
V2Hは「Vehicle to Home」の略で、EVにためた電気を家で使えるようにする装置のことです。
仕組みはとてもシンプルです。
たとえば、昼間に太陽光発電でつくった電気をEVに充電し、夜になったらその電気を家に戻して使います。
つまり、EVが“電気をためておく大きなバッテリー”の役割をしてくれるイメージです。
EVは「移動するための車」というだけでなく、家の電気を支える電力タンクとしても活躍します。
容量の面でも大きな違いがあります。
一般的なEVのバッテリー容量は20〜60kWh前後。
一方、家庭用蓄電池は5〜12kWh程度が主流です。
この差を比べると、EVは家庭用蓄電池の約4〜5倍以上の電気をためられる計算になります。
停電が起きた場合でも、冷蔵庫や照明はもちろん、使い方次第ではエアコンも含めて数日間生活を支えられる点は、大きな安心材料といえるでしょう。
電気を「買い続ける暮らし」から、つくって使う暮らしへ

電気代が上がり続けている今、
これまで当たり前だった「必要な分を電力会社から買う生活」は、少しずつリスクになりつつあります。
いつ、どれくらい値上がりするのかは自分では決められない。
だからこそこれからの家づくりでは、
電気をできるだけ買わずにすむ暮らし=自給自足に近づける設計が注目されています。
その考え方を形にしたのが「電気代0円住宅」です。
電気代0円住宅は実現できるの?
電気代0円住宅とは、ほとんど電気を買わずにすむ暮らしを実現する家です。
たとえば、5kWの太陽光発電を搭載した住宅の場合、
年間の発電量はおよそ5,000kWh。
これは、一般的な4人家族の年間電力使用量(約4,500〜5,000kWh)とほぼ同じ水準になります。
ここで大きな差が出るのが、つくった電気をどう使うかです。
電気を貯めておく設備がない住宅では、昼間に余った電気は売電し、夜に使う電気は電力会社から買う、という流れになりがちです。
以前は夜に電気が余りがちで、「深夜電力」として夜間の電気は比較的価格が抑えられていましたが、その時代は終わっています。
家庭用太陽光の普及が進んだ2026年現在、余っているのは昼間の電気なのです。
これからは昼間の電気を貯めておける家が有利になってきます。
一方、EVを含め電気を貯めておく設備(蓄電池)がある住宅では、昼間の余剰電力を充電しておくことができます。
その電気を夜に家で使えば、電気を買う量を大きく減らすことが可能です。
このように、自分の家でつくった電気を自分で使う割合(自家消費率)が高くなるほど、
電気代は自然と下がっていきます。
EVは本当に蓄電池の代わりになる?現実的な違いを整理

「昼間につくった電気をためておける家」が有利だとすると、EVはとても魅力的な選択肢に見えます。
ただし、EVと家庭用蓄電池はまったく同じ存在ではありません。
それぞれの特徴を知ったうえで考えることが大切です。
容量と使い勝手のちがい|電気自動車 vs 家庭用蓄電池
EVの最大の強みは、圧倒的な蓄電容量です。
40〜60kWhという大容量を活かし、長時間にわたって家へ電気を供給できます。
一方で注意したいのは、EVは「外出するもの」だという点です。
日中や夜間に車で出かけている間は、家に電気を送ることができません。
その点、家庭用蓄電池は常に家に設置されているため、天候や外出に左右されず、安定して電気を使える安心感があります。
ただし、
・夜はほとんど車を使わない
・在宅時間が長い
といったご家庭では、EVの使い勝手は非常に良く、
「大容量の蓄電池」として十分に機能する可能性があります。
導入コストと補助金の考え方|電気自動車 vs 家庭用蓄電池
家庭用蓄電池の導入費用は、約120〜180万円が一般的な相場です。
電気をためるためだけの設備として考えると、負担は小さくありません。
一方、EVは「車」としての価値があります。
さらに、国のCEV補助金や自治体の補助金を活用できるため、
実質的な負担を抑えやすい点が特徴です。
EVから住宅へ電気を送るためのV2H機器は、
約50〜70万円前後が目安になりますが、
補助金を組み合わせることで、EV+V2Hという選択肢は十分現実的になります。
毎日車を使う家庭はここに注意
毎日、長距離通勤や送迎でEVを使うご家庭の場合、夜に家で使うための電気が足りなくなる可能性があります。
そのため、「今日はどれくらい電気を残しておくか」といった充電残量の管理が必要になります。
EVを蓄電池として活用するには、
電気代を下げたい気持ちと、車としての使い方のバランスを取ることが大切です。
EV活用に向いている・向いていない暮らし方

EVを蓄電池代わりに使えるかどうかは、設備よりも暮らし方との相性で決まります。
【EV活用がしやすい家庭】
- 日中に太陽光発電の余剰電力が出やすい
- 車利用が少なく、EVを家に置いておける時間が長い
- 在宅時間や生活リズムが比較的安定している
【注意が必要な家庭】
- 毎日長距離通勤があり、EVを常に使う必要がある
- 日中は誰も在宅せず、自家消費がほとんどできない
- EVが1台のみで、車が生活インフラの中心になっている
こうした場合、EVだけに頼る運用は不安が残ることもあります。
実は「蓄電池+EV」がいちばんバランスがいい
とはいえ正直なところ、蓄電池もEVもある住まいが、いちばん安定します。
家庭用蓄電池は、
・常に家にあり
・天候や外出に左右されず
・最低限の電力を確実に確保できる
いわば「家のベース電源」の役割。
一方、EVは
・大容量の電気をためられる
・停電時には心強いバックアップになる
・電気代削減を一気に進められる
「拡張バッテリー」のような存在です。
普段の生活は家庭用蓄電池で安定運用し、余剰電力や非常時にはEVの大容量を活かす。
この組み合わせが、電気代0円住宅を現実的に支える形だといえます。
まとめ
EVは、暮らし方や車の使い方が合えば、家庭用蓄電池の代わりとしても活躍の可能性があります。
太陽光発電とEV、蓄電池を上手に組み合わせることで、電気をできるだけ買わない「電気代0円住宅」は、現実的な選択肢になります。
大切なのは、「EVがあるから大丈夫」と決めつけるのではなく、
生活スタイルと車の使い方を整理したうえで判断すること。
蓄電池とEV、それぞれの役割を理解し、自分たちの暮らしに合った組み合わせを選ぶことが、後悔しない家づくりにつながります。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!
HAPINICEでは、豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。
豊橋・豊川・蒲郡・新城・田原エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
EVと蓄電池のよくある質問(FAQ)
Q1:EVがあれば、家庭用蓄電池は本当にいらないのでしょうか?
A:暮らし方によってはEVだけで十分な場合もありますが、すべてのご家庭に当てはまるわけではありません。EVは大容量で心強い反面、外出中は家に電気を送れません。安定性を重視する場合は、家庭用蓄電池とEVを併用する方が安心です。
Q2:EVを蓄電池代わりに使うには、必ずV2Hが必要ですか?
A:はい、EVの電気を住宅で使うにはV2H機器が必須です。通常の充電設備では、EVから家へ電気を戻すことはできません。新築時にV2H対応の配線や駐車場計画をしておくと、将来的な導入もスムーズです。
Q3:EVを使えば、電気代0円住宅は簡単に実現できますか?
A:EVがあるだけで自動的に電気代が0円になるわけではありません。
太陽光発電の容量や、電気の使い方、車の利用頻度によって効果は大きく変わります。**「つくった電気をできるだけ自分で使う」**という考え方が、電気代削減のポイントになります。
関連記事


CATEGORIES
- 動画で学ぶ (292)
- 家づくりのこと (435)
- 間取り (9)
- 平屋 (41)
- 耐震 (31)
- 電気代0円住宅(太陽光/蓄電池/ZEH/高気密高断熱/省エネ) (21)
- サウナのある家 (17)
- ガレージのある家 (22)
- ペットと暮らす家 (17)
- 収納 (2)
- キッチン (26)
- 洗面・バス・トイレ (25)
- リビング (39)
- 玄関 (23)
- 階段ホール・廊下 (24)
- 外観 (34)
- お金・住宅ローン (103)
- スタッフブログ (1,401)
- イベントレポート (97)
- 撮影レポート (11)
- 現場レポート (12)
- MODEL HOUSE – 東幸 – (46)
- MODEL HOUSE – 菰口 – (69)
- 林 拓未 (1,073)
- コーディネーター田中やよい (130)
- 広報 小林 紗矢香 (35)
- 広報 尾上 愛斗奈 (13)
- 保育 河原 愛 (22)
- 総務 水野 瞳 (102)
- 総務 戸塚 里美 (129)
- コラム (38)
- プライベートのこと (76)
- 趣の空間のこと (45)
- その他 (783)
- アーカイブ (1,314)
- 未分類 (3)










