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2025.08.22

耐震性が不安な家を見分けるチェックポイント|注文住宅で安心な家を建てるために

耐震性が不安な家を見分けるチェックポイント|注文住宅で安心な家を建てるために

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。

「地震が起きたとき、今の家は大丈夫だろうか?」「中古住宅を検討しているけど、耐震性が心配…」そんな不安を抱えている方は少なくありません。特に日本は地震大国。これから家を建てる、あるいは購入するなら、耐震性能についての基礎知識は欠かせません。

この記事では、耐震性が不安な家を見分けるためのチェックポイントを具体的に解説します。旧耐震基準の見分け方や、壁・基礎・屋根など構造面の注意点、建築時に確認すべきポイントまでを網羅。

これから注文住宅を検討しているご家族や、中古住宅を購入予定の方にも役立つ情報をお届けします。地震に強い安心の住まいを目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

耐震性が不安な家の特徴とは?

耐震性が不安な住宅にはいくつか共通する特徴があります。

特に1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の住宅は、震度5程度までしか想定されておらず、大規模地震への備えが不十分なケースが多いのです。

また、木造住宅で壁量が少ない、構造バランスが悪い、基礎が布基礎で鉄筋が入っていないといった仕様の家は、倒壊のリスクが高まります。

屋根材に重い瓦を使っている住宅も、建物の重心が高くなりやすく、耐震性が劣る傾向があります。これらの条件が重なると、地震時の被害が拡大しやすくなるため、注意が必要です。

構造から見分ける耐震性のチェックポイント

ここでは、住宅購入前やリフォーム前に見ておきたい項目を紹介します。

建築年から耐震基準を確認する

まず最も基本的なチェックは「建築年」です。

1981年(昭和56年)6月以降に建築確認が行われた住宅は「新耐震基準」に準拠しています。これ以降に建てられた住宅は、震度6強〜7程度の地震でも倒壊しない設計が求められています。

一方、それ以前の住宅は「旧耐震基準」で設計されている可能性が高く、耐震改修を行っていない場合、非常にリスクが高いと言えます。

中古住宅の購入を検討している場合は、必ず建築確認日をチェックし、必要であれば耐震診断を依頼しましょう。

壁の配置と量をチェックする

次に重要なのが、壁の配置バランスと壁量です。

耐震性の高い住宅は、四方向すべてにバランスよく耐力壁が配置されています。

例えば、南側に大きな窓を集中させ、北側にはほとんど壁がないような間取りでは、地震の揺れに対してねじれが生じやすくなります。これが建物の倒壊を引き起こす原因になります。

また、1階に壁が少なく開放的な空間ばかり設けられている場合も、耐震性は下がります。
耐力壁の数と配置は、設計段階で建築士に確認してもらうことが必要です。

基礎の種類とひび割れの有無を見る

建物を支える基礎部分の構造は、耐震性を大きく左右します。

布基礎よりもベタ基礎のほうが、地震の揺れに強いと言われています。

また、コンクリート基礎に「ひび割れ(クラック)」があると、建物全体の安定性に悪影響を与える可能性があります。特に、縦に走る深いひび割れや、基礎から水がしみ出しているような状態は要注意です。

建築後10年未満でも、土地の沈下や地盤の問題でひび割れが生じているケースもあるため、慎重にチェックしましょう。

屋根の重さ・形状にも注目する

屋根の種類や重さも、耐震性に関わる重要な要素です。

重い瓦屋根は、地震の際に建物に大きな荷重がかかり、倒壊リスクが高まります。

軽量なガルバリウム鋼板やスレート屋根にすることで、重心を下げ、建物全体の安定性が増します。屋根形状が複雑で凹凸が多い場合も、構造的に負荷がかかりやすくなります。

現地調査や耐震診断のすすめ

もし「この家、なんとなく不安…」と感じたら、現地調査や耐震診断をプロに依頼するのが一番確実です。

築年数が古い住宅や、中古住宅の購入を検討している場合には、自治体によっての耐震診断補助制度も活用できます。例えばハピナイスがある豊橋市では、令和7年度も木造住宅無料耐震診断を受付しており、その判定によっては改修に補助金が支給される制度があります。

地震に強い住宅を建てるためのチェックポイント

これから注文住宅を建てるご家族には、次の3つのポイントを押さえておくことをおすすめします。

耐震等級3を取得できる工務店を選ぶ

耐震等級とは、住宅の地震への強さを表す指標で、等級1〜3まであります。等級1は「建築基準法に適合」、等級3はその1.5倍の強さがあるとされています。

等級3は消防署や警察署などと同等の強度が求められる水準で、熊本地震の際にも多くの等級3住宅が無被害または軽微な被害で済んだというデータがあります。

ハピナイスでは、構造設計士と連携し、耐震等級3を全棟取得しています。

地盤調査と基礎設計にこだわる

どんなに構造が頑丈でも、地盤が弱ければ家は傾きます。地盤調査は家づくりの「最初の一歩」であり、地震時の被害を左右する大きなポイントです。

地域によっては液状化や盛土による地盤不安もあるため、土地選びの段階から耐震性を意識することが大切です。

ハピナイスでは基礎全面に鉄筋を施し、厚さ150mmの土間コンクリートを打つベタ基礎を標準としています。

構造のプロと相談しながら間取りを決める

間取りの自由度が高い注文住宅ですが、地震に強い間取りにはルールがあります。例えば、大きな吹き抜けを設ける場合は、その分、構造補強を強化する必要があります。

また、耐力壁の配置や柱・梁の位置なども、耐震性に大きく関わってきます。

建築士や構造設計士と密に相談しながら、安全性とデザイン性を両立するプランを練ることが重要です。

まとめ

耐震性が不安な家を見分けるには、建築年・構造・基礎・屋根などの多角的な視点が必要です。特に1981年以前の旧耐震基準の住宅は、耐震診断や補強の必要性が高いと言えます。

これから家を建てる方にとっては、耐震等級3の取得や地盤調査、構造的なバランスに配慮した間取り設計が、安心な家づくりの鍵となります。

家族の命と資産を守るために、ぜひ本記事のポイントを参考にしてください。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!

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「家づくりの想い ABILITY 構造と性能について」

シリーズ「住まいの耐震」コラム
耐震とは?初心者でもわかる基礎知識と重要性
耐震等級とは?1~3の違いと意味を徹底解説
【保存版】耐震構造の種類と特徴まとめ
住宅の耐震診断とは?流れ・費用・注意点を解説
耐震基準はいつから変わった?1981年との違いとは
❻耐震性が不安な家を見分けるチェックポイント(この記事です)

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