GX志向型住宅とは高い省エネ性能を実現した住宅|新築補助金2025年の最新情報も | 豊橋市の工務店ならハピナイス

豊橋市の注文住宅・工務店ならハピナイス

MENU MENU

STAFF BLOG

スタッフブログ

2025.01.01

GX志向型住宅とは高い省エネ性能を実現した住宅|新築補助金2025年の最新情報も

GX志向型住宅とは高い省エネ性能を実現した住宅|新築で活用できる補助金2025年版も紹介

2025年にマイホームの購入を検討しており、新築時に利用できる補助金について知りたい方も多いと思います。

中でも注目を集めているのは、令和6年度補正予算案として決定された「子育てグリーン住宅支援事業」において、すべての世帯が補助金の対象となる「GX志向型住宅」です。

この記事では、愛知県の工務店『ハピナイス』が、「GX志向型住宅の補助金最新情報」「2025年に新築で活用できる補助金」を紹介します。

コラムのポイント
  • GX志向型住宅が対象になった「子育てグリーン住宅支援事業」の概要とZEH住宅・長期優良住宅との違いを解説します。
  • GX志向型住宅の条件について、わかりやすく解説します。
  • 2025年に新築で活用できる補助金を、愛知県独自の補助金と合わせて紹介します。

 

省エネ住宅に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

GX志向型住宅とは

GX志向型住宅とは|高い省エネ性能を持った住宅

GX志向型住宅とは、「グリーントランスフォーメーション(GX)」という脱炭素社会の実現を目指す取り組みの一環で、ZEH水準や長期優良住宅を大きく上回る性能を持つ次世代型の住宅のことです。

この住宅は、高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用により、家庭でのエネルギー消費を大幅に削減し、環境負荷を軽減することを目的としています。

2025年の新築補助金「子育てグリーン住宅支援事業」では、すべての世帯が対象となる点で注目されています。

子育てグリーン住宅支援事業については、次章で解説します。

 

新築住宅で活用できる2025年新設の補助金|子育てグリーン住宅支援事業

新築住宅で活用できる2025年新設の補助金|子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、省エネ性能が高い以下の3種類の住宅を対象とした補助金です。

  • GX志向型住宅
  • 長期優良住宅
  • ZEH住宅

 

子育てグリーン住宅支援事業における対象住宅の違い

子育てグリーン住宅支援事業における対象住宅の違いは、以下のとおりです。

【GX志向型住宅】

項目 主な概要
主な基準 ・断熱等性能等級6以上
・一次エネルギー消費率を35%以上削減
・基準一次エネルギー消費量から100%削減
対象 すべての世帯
補助金額 160万円/戸

 

【長期優良住宅】

項目 主な概要
主な基準 ・耐震等級1~3以上
・断熱等性能等級5以上
・一次エネルギー消費量等級6以上 など
対象
(どちらか一方)
・子育て世帯
(18歳未満の子供を有する世帯)
・若者夫婦世帯
(夫婦どちらかが39歳以下の世帯)
補助金額 ・既存住宅の解体が必要な場合:100万円/戸
・上記以外:80万円/戸

 

【ZEH住宅】

項目 主な概要
主な基準 ・強化外皮基準(断熱性能等級5以上)
・一次エネルギー消費量を20%以上削減
対象
(どちらか一方)
・子育て世帯
(18歳未満の子供を有する世帯)
・若者夫婦世帯
(夫婦どちらかが39歳以下の世帯)
補助金額 ・既存住宅の解体が必要な場合:60万円/戸
・上記以外:40万円/戸

 

上記を見ると、GX志向型住宅が長期優良住宅やZEH住宅より大きく上回る性能を持っていることがわかります。

DRに対応したリソース導入拡大支援事業(名称仮)との併用が可能

「DRに対応したリソース導入拡大支援事業」は、子育てグリーン住宅支援事業と併用可能な補助金です。

子育てグリーン住宅支援事業の対象となる住宅に蓄電池を導入する場合、申請の対象となります。

項目 主な概要
申請要件 DR※に活用可能な家庭用等蓄電システムの導入
対象 子育てグリーン住宅支援事業の対象となる住宅
補助金額 ・補助額:未定
・補助率:1/3以内

<引用>国土交通省ウェブページ:子育てグリーン住宅支援事業について

※ 「DR」とは、ディマンド・リスポンスの略称。電力需要を制御することで、電力需給バランスを調整する仕組み。

 

愛知県で新築補助金を活用した家づくりをご検討中の方は、ハピナイスにご相談ください。

愛知(豊橋・豊川・新城)でマイホームを検討中の方はこちらから

 

愛知県ハピナイス 新規来場キャンペーン

GX志向型住宅の条件を詳しく解説

GX志向型住宅の条件を詳しく解説

GX志向型住宅を建築するためには、以下の条件を満たす設計を施工業者に依頼する必要があります。

  • 断熱性能等級「6以上」であること
  • 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が「35%以上」であること
  • 再生可能エネルギー設備を含めた一次エネルギー消費量の削減率が「100%以上」であること

<引用>国土交通省ウェブページ:子育てグリーン住宅支援事業について

断熱性能等級「6以上」であること

断熱性能等級とは、住宅の断熱性能を表す基準であり、GX志向型住宅では断熱性能等級を「6以上」にする必要があります。

高性能な断熱材を用いた高気密施工により、冬は暖かく夏は涼しい快適な室内環境を実現し、光熱費を抑えながら快適に暮らせます。

具体的な特徴として、以下の性能があげられます。

  • 冷暖房の効率が高い:夏は外からの熱の侵入を防ぎ、冬は室内の暖気を逃がさないため、冷暖房にかかるエネルギーを大幅に削減できます。
  • 結露が発生しにくい:窓や壁などの表面温度が高く保たれることで、室内外の温度差による結露が起こりにくい設計になっています。

 

再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が「35%以上」であること

一次エネルギー消費量とは、冷暖房や給湯など、住宅で使用するエネルギーの総量のことを指します。

GX志向型住宅を新築する際、太陽光発電などの再生可能エネルギー設備を導入しない場合には、一次エネルギー消費量を国が定めた基準より35%以上削減する必要があります。

上記の基準を達成するには、以下のような高性能な住宅設備を導入する必要があります。

  • 高性能な断熱サッシを採用する
  • 高性能な断熱ドアを採用する
  • 高効率なエアコンを導入する
  • 高効率な給湯設備を導入する など

 

再生可能エネルギー設備を含めた一次エネルギー消費量の削減率が「100%以上」であること

GX志向型住宅を新築する際に、太陽光発電などの再生可能エネルギー設備を導入する場合、太陽光発電などでエネルギーを創り、住宅で消費するすべてのエネルギーをまかなえる住宅に設計する必要があります。

ただし、寒冷地では、この数値が「100%以上」ではなく「75%以上」の削減が条件となります。

GX志向型住宅を検討されている方は、施工業者と相談しながら仕様を決めましょう。

 

GX志向型住宅のメリット・デメリット

GX志向型住宅のメリット・デメリット

GX志向型住宅は、光熱費削減による経済的メリットがある一方で、導入に際して考慮が必要なデメリットも存在します。

GX志向型住宅の特徴を理解するために、メリットとデメリットのポイントを整理してご紹介します。

GX志向型住宅のメリット

GX志向型住宅の主なメリットは、以下のとおりです。

  • 高断熱・高気密性能や省エネ設備の導入により、冷暖房に必要なエネルギーを大幅に削減できる
  • 太陽光発電や蓄電池を導入することで、電力の自給自足が可能となり、光熱費の負担を軽減できる
  • 再生可能エネルギーの活用やCO2排出量の削減によって、脱炭素社会の実現に貢献できる
  • 高断熱性能によって、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を維持できる
  • 室内外の温度差が少ないことで、ヒートショックのリスクを軽減し、健康的な暮らしが可能になる
  • 補助金対象となるため、初期費用を大幅に軽減できる

 

GX志向型住宅のデメリット

GX志向型住宅の主なデメリットは、以下のとおりです。

  • 高性能な断熱材や再生可能エネルギー設備の導入には、一般的な住宅よりも初期費用が高くなる傾向がある
  • 高い省エネ性能を実現するための仕様が定められているため、デザインや間取りに一定の制約が生じる場合がある
  • 太陽光発電や蓄電池、給湯設備など、省エネ設備の寿命に応じたメンテナンスや交換費用が必要
  • GX志向型住宅の基準を理解し、高い施工技術を持つ業者でなければ、基準を満たす住宅を建てることが難しい可能性がある

 

太陽光パネルの設置が必要となるケースでは、ご家族にとってGX志向型住宅の条件を満たすことが負担にならないように注意しましょう。

 

太陽光発電については、こちらの記事でも確認できます。
〈おすすめコラム〉太陽光発電はガス併用とオール電化どちらか」新築住宅の省エネポイント

 

GX志向型住宅が対象とならない立地や構造には注意が必要

GX志向型住宅が対象とならない立地や構造

GX志向型住宅は、高い断熱性能や省エネ設備を備えた環境に優しい住宅ですが、以下のように、建築する立地や住宅構造によっては対象外となる場合があるため確認が必要です。

  • 「土砂災害特別警戒区域」内の住宅
  • 「災害危険区域」内の住宅
  • 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン内」で建設された住宅で、3戸以上の開発、または1戸もしくは2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅
  • 「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域」または「浸水想定区域」に該当する区域に立地する住宅

 

また、GX志向型住宅の対象となる住戸の面積は「50〜240㎡以下」とされていることにも注意が必要です。

上記の詳しい基準については、施工業者に確認することをおすすめします。

 

愛知県でマイホーム新築をご検討中の方は、ハピナイスにご相談ください。

ハピナイスでは、GX志向型住宅の設計・施工から補助金申請までサポートしています。

愛知(豊橋・豊川・新城)でマイホームを検討中の方はこちらから

 

愛知県ハピナイス 新規来場キャンペーン

新築住宅で活用できるその他の補助金の紹介

新築住宅で活用できる補助金 2025

最後に、2025年にマイホームを新築する際に活用できる補助金について、「子育てグリーン住宅支援事業」以外のものを紹介します。

「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」は継続

戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業は、ZEH住宅を対象に支援される補助金です。

子育てグリーン住宅支援事業のZEH住宅の基準よりも、ZEHの基準が厳格ですが、2024年に引き続き新築時に活用できる補助金です。

戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業の概要は、以下のとおりです。

項目 主な概要
申請要件 ・ZEHビルダーが建築し、認定を受ける住宅
・戸建住宅における「ZEH」の定義を満たしていること
対象 ・新築住宅を建築・購入する個人 
・新築住宅の販売者となる法人
補助金額 【定額】
・ZEH:55万円
・ZEH+:90万円
【加算】
・蓄電システム導入など:上限20万円/台
・ZEH+におひさまエコキュート、 EV充電設備を導入など:高度エネマネ定額2万円/戸

<引用>環境省ウェブサイト:令和7年度(2025年度)当初予算(案)「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」

【愛知県独自の補助金】住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金

愛知県では、温室効果ガスの排出を抑制し、地球温暖化防止に寄与することを目的に、住宅用地球温暖化対策設備を導入する個人に対し、市町村を通じてその経費の一部を補助しています。

住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金の対象設備や補助額については、各市町村によって異なるため、事前に確認が必要です。

【豊橋市の例:家庭用エネルギー設備導入補助金】

項目 主な概要
申請要件
(①、②はいずれか一方)
①自ら居住し、または居住予定である市内の住宅に補助対象設備を設置しようとする者
②自ら居住するため、建売住宅供給者等から市内の補助対象設備付き建売住宅を購入しようとする者
・工事完了後の実績報告申請時点で、対象設備を設置した住宅の所在地に住民基本台帳の登録がある者
・豊橋市が徴収する税を滞納していない者
・とよはしエコファミリー宣言に賛同し、エコファミリー登録に同意する者
・過去に同一設備で同様の補助金交付を受けた場合、補助金交付を受けることはできません。
対象設備と補助額 ・一体的導入(太陽光・HEMS・蓄電池):1件12万円
・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス :1件16万円
・燃料電池:1件4万円
・リチウムイオン蓄電池:1kWhあたり1万円(上限7万円)
・太陽熱利用設備/自然循環型:1件2万円
・太陽熱利用設備/強制循環型:1件3万円

<引用>豊橋市ウェブページ:家庭用エネルギー設備導入補助金

※上記は令和6年度の情報にもとづいています。令和7年度に関しては、3月末から4月はじめごろに公表される予定です。

現時点での最新情報をご紹介しているため、今後、記事内容が変更される可能性があることを、あらかじめご了承ください。

 

愛知県で新築補助金を活用した家づくりをご検討中の方は、ハピナイスにご相談ください。

愛知(豊橋・豊川・新城)でマイホームを検討中の方はこちらから

 

愛知県ハピナイス 新規来場キャンペーン

まとめ

GX志向型住宅は、2025年の新築補助金において大きな注目を集めている、次世代型の住宅です。

GX志向型住宅の新築を検討する際は、この記事で紹介した補助金を活用し、環境負荷を軽減し、光熱費削減などの経済的なメリットも得られる住宅づくりを目指しましょう。

また、GX志向型住宅の設計や補助金の申請手続きには、専門知識が必要です。

愛知県で新築を検討中の方は、補助金活用の実績が豊富な「ハピナイス」にぜひご相談ください。

 

この記事の監修者

林 拓未

林 拓未
HAPINICE 代表取締役

ものごころ付いた時から、わたしの周りには大工道具と木がありました。
祖父の宮大工としての技術を受け継ぎ、父が築いた住宅づくりの伝統を、わたしも3代目として守り続けています。
家づくりは多くの方にとって人生の一大イベントであり、安心して暮らせる「家」という土台を共に築くことが、家族の幸せと豊かさにつながると信じています。

【スタジオ】
 御用のある方はスタジオへお越しください。
  〒440-0858
  愛知県豊橋市つつじが丘三丁目36番5
  フリーダイヤル:0120-871-712
  電話:0532-63-8896
  FAX:0532-63-8897

【木材加工場】
  〒441-1343
  愛知県新城市野田字西浄悦68番地

登録資格

  • 建設業許可番号:愛知県知事許可 (般-2) 第59940号
  • 一級建築士事務所番号:知事登録 (い-5)第14234号
  • 宅地建物取引業者番号:愛知県知事(2)第23925号
もっと見る

ARCHIVE

CATALOG

カタログ・資料請求

ハピナイスの歴史と家づくりへの想いを詰め込んだ「コンセプトブック」と、HPでは紹介しきれないこだわり空間を体感できる「施工事例集」をお届けします。 どちらも家づくりの参考になる情報が満載です。

EVENT

開催中のイベント
モデルハウスはこちら

開催中のイベント・モデルハウスはこちら

ハピナイスのこだわりが詰まったモデルハウスの公開、施主様邸の完成見学会や各種イベントを常時行っておりますので、お気軽にご来場くださいませ。

イベント

モデルハウス

資料請求