2025.09.16
長期優良住宅はなぜ地震に強い?耐震等級との関係を解説

はじめに
こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
「家族の安全を守るために、地震に強い住宅を建てたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
最近では、「長期優良住宅ってよく聞くけど、実際どのくらい地震に強いの?」「耐震等級って何を基準に決まるの?」という疑問を持つ方が増えています。
この記事では、長期優良住宅が地震に強い理由や、耐震等級との関係について詳しく解説します。
どのような基準で「地震に強い住宅」が評価されているのか、そしてそれを建てるメリットや注意点も、具体的な数字や事例を交えてご紹介します。
この記事を読むと、耐震性の高い住宅を選ぶための知識がしっかり身につきます。注文住宅を検討しているご家族、特に小さなお子様のいる世帯にとっては、安心のマイホームづくりに役立つ情報が満載です。
地震に強い新築住宅を検討中のご家族は、ぜひ最後までご覧ください!
長期優良住宅とは?地震に強い理由

長期優良住宅とは、国が定めた基準を満たすことで認定される住宅のことです。
地震に強い理由は、耐震性・耐久性・メンテナンス性など、住宅性能が高い水準でバランス良く確保されているためです。
まず、長期優良住宅の認定を受けるには、以下のような要件があります。
(共同住宅における要件も含む)
- 耐震等級2以上
- 劣化対策(柱や土台の腐食・シロアリ対策)
- 維持管理・更新の容易性(配管の点検や交換)
- 可変性(間取りの変更のしやすさ)
- バリアフリー性
- 省エネルギー性
- 居住環境・住戸面積などの基準
とくに注目すべきは耐震等級の基準が高いこと。耐震等級2以上をクリアしていないと認定されません。
つまり、長期優良住宅は最低でも建築基準法の1.25倍の耐震性能があることになります。これが、「地震に強い」と言われる最大の理由です。
耐震等級とは?地震への強さを数値で評価

耐震等級とは、住宅がどれだけ地震に耐えられるかを3段階で数値化したものです。これは「住宅性能表示制度」によって定められており、新築住宅を建てる際のひとつの目安となります。
耐震等級1:建築基準法レベル
耐震等級1は、現行の建築基準法で定められている最低限の耐震性能です。震度6強〜7程度の地震でも倒壊・崩壊しないレベルとされており、住宅としての安全性は確保されています。
ただし、「住み続けられる」かどうかは別の話。大きな地震のあとに補修や建て直しが必要になるケースも多く、特に子育て家庭にとっては不安要素が残ります。
耐震等級2:長期優良住宅の標準
耐震等級2は、等級1の1.25倍の耐震性を持ち、主に学校や病院などの避難施設にも採用されるレベルです。地震後も建物の損傷が少なく、生活を継続できる可能性が高いのが特徴です。
長期優良住宅では、耐震等級2以上が必要になります。
耐震等級3:最高レベルの耐震性能
耐震等級3は、等級1の1.5倍の耐震性能を持ち、消防署や警察署など、防災の最前線にある建物と同レベルの強度です。将来発生が懸念される「南海トラフ地震」などにも強く、住宅の被害を最小限に抑えられる可能性があります。
ハピナイスでは耐震等級3を全棟取得しています。
耐震等級3の住宅は、地震保険料の割引が大きくなるため、経済的にもメリットが大きいのが特徴です。
長期優良住宅を建てるメリットと注意点

長期優良住宅には多くのメリットがありますが、建てる前に確認しておきたい注意点も存在します。
メリット① 地震に強く、命と暮らしを守れる
最大のメリットはやはり、地震への強さです。ハピナイスは耐震等級3の住宅を標準とし、構造計算や耐震診断を丁寧に行っています。
家族の命を守るだけでなく、地震後の生活の継続性にも大きく影響します。
メリット② 住宅ローン控除を受けられる
長期優良住宅を建てると、税制面での優遇が大きな魅力になります。
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)では、通常の新築住宅よりも控除額が大きく、控除期間も長く設定されています。
具体的には、長期優良住宅の場合、住宅ローン控除は最大5,000万円(子育て・若者世代)までの借入額に対して、年0.7%(最大455万円)の控除を13年間受けられます。これは一般の住宅(控除限度額が3,000万円)と比べて約1.6倍の優遇です。
さらに、固定資産税の減額(通常3年 → 長期優良住宅は5年間)なども受けられます。
このように、長期優良住宅は10年以上にわたる長期的な金銭的メリットが得られる住宅なのです。
メリット③ 資産価値が落ちにくい
耐震性が高く、定期的なメンテナンスがしやすい構造であるため、中古住宅市場においても高評価を得やすい傾向があります。売却時や相続時にも有利になる可能性があります。
注意点① 設計・建築の自由度に制限がある場合も
認定を受けるための基準が厳しいため、間取りや開口部の位置などに制約が出ることもあります。
ハピナイスは、高い耐震性とデザイン性の両立を得意としています。
注意点② 認定申請や書類作成の手間とコスト
長期優良住宅の認定には、専門的な書類作成や申請が必要で、建築費とは別に数万円〜十数万円の費用がかかることがあります。ただし、長期的に見れば税制優遇や地震保険の割引で元が取れるケースがほとんどです。
まとめ
長期優良住宅は、耐震等級2以上など厳しい条件を満たすことで「地震に強く長く暮らせる優良な住宅」として認定されます。耐震等級は1〜3まであり、数字が大きいほど強度が高くなります。特に耐震等級3の住宅は、南海トラフ地震など将来的な大地震にも対応できる安心の構造です。
加えて、減税や地震保険の割引、資産価値の高さといったメリットも豊富です。
一方で、設計の制約や申請の手間といったデメリットもありますが、それを補って余りある安心感が手に入ります。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
ハピナイスで行っている構造と性能についての取り組みを詳しくご覧になりたい方はこちら
「家づくりの想い ABILITY 構造と性能について」
シリーズ「住まいの耐震」コラム
10 間取りで変わる耐震性|大空間・吹き抜け・開口部の注意点
11 東三河の家に必要な耐震|豊橋・豊川・蒲郡|過去の地震データも
12「耐震等級2しか取得できない」と言われた場合の考え方
13 長期優良住宅はなぜ地震に強い?耐震等級との関係を解説(この記事です)
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