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2025.09.12

耐震等級2は不安?3を取れないと言われたときの判断ポイント

耐震等級2は不安?3を取れないと言われたときの判断ポイント

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。

家づくりの打ち合わせ中に、「この間取りでは耐震等級2しか取れない可能性がある」と言われて、不安になった経験はありませんか?

「等級3が理想って聞いたけど…うちの家、大丈夫?」そんな不安を抱くご家族は少なくありません。

この記事では、「耐震等級2」とはどういう性能なのか、なぜ3ではなく2になるのか、その場合どのような判断をすべきかを詳しく解説します。後悔しない注文住宅を建てるために必要な視点や、間取りと耐震性のバランスの取り方、住宅会社の対応力まで分かりやすくご紹介します。

耐震性にこだわりたい20代後半~30代の子育てご家族は、ぜひ最後までご覧ください!

耐震等級2は「危険」なのか?まずは性能を正しく理解しよう

かわいい一軒家が手のひらに載っているイメージ画像

注文住宅で「等級2しか取得できない」と言われると、どうしても「強度不足では?」という不安がよぎります。しかし、耐震等級2には明確な基準があり、それ自体が「危ない」わけではありません。

耐震等級2は、建築基準法で定められている「等級1」の1.25倍の耐震性能を持つ構造です。これは、主に学校や避難所などの公共施設に求められる基準と同等です。

つまり、耐震等級2でも、震度6強〜7の大地震で倒壊・崩壊しない一定の水準は満たしているということです。

もちろん、等級3(基準法の1.5倍)を取れるなら安心感は高まりますが、それだけが安全の指標ではありません。

家を建てるエリアの地震リスクによって、デザインや費用を優先する場合もあるでしょう。

ハピナイスが建てる家は、南海トラフ地震のリスクがある東三河エリアとなるため、耐震等級3にこだわって提案をしています。

なぜ耐震等級3が取れないのか?理由と向き合うことが大切

家の模型を手渡している。家の引き渡しや打ち合わせのイメージ。

耐震等級2しか取得できないケースには、必ず理由があります。住宅会社や工務店の説明をしっかりと聞いたうえで、納得できる判断をすることが大切です。

間取りの影響|吹き抜け・大開口・LDK一体空間

人気の間取りに多い「大空間のLDK」「吹き抜け」「大開口の窓」は、耐力壁の配置を制限してしまうことがよくあります。

構造上、壁が少ない=耐震性が下がるという関係性があり、その結果、等級3を満たせないことがあります。

たとえば、2階建ての家で1階の壁を少なく設計すると、2階の重さを支える力が弱くなり、全体の構造バランスが崩れることがあります。

デザイン性と構造性のバランス不足

外観デザインや間取りのこだわりを優先しすぎると、構造計算上どうしても無理が出やすくなってしまうケースがあります。

このような場合は、等級3にこだわるよりも、「部分的な補強」や「制振装置の導入」などで安全性を確保する方が現実的です。全体としては等級2相当となってしまう場合でも、構造的な不安要素を見極めて対処ができ、きちんと説明を受けられれば安心感を得られる場合もあります。

豊橋・豊川周辺の東三河エリアに位置するハピナイスでは、構造の強さとデザインの美しさを両立できるようこだわった提案をしています。

コストや敷地条件も関係する

耐震等級3を取得するには、壁量・金物・基礎構造などでコストが増える傾向があります。

また、敷地形状が変形していたり、高低差がある土地の場合、構造的な難易度が上がるため、等級3を実現するのが難しいケースもあります。

耐震等級だけを無理に取得しようとすることで、他の性能や快適性を犠牲にしてしまうリスクもあります。

それでも、「もし建てた家の耐震性に不安を感じていたら・・・」その暮らしを想像してみてください。
それは大きな後悔につながる可能性もあります。

「等級2でも安心できる家」を建てるために大切な考え方

置物の小さな家が並んでいる

耐震等級はあくまで一つの指標です。大切なのは、建物全体の構造バランスや、施工精度、住宅会社の考え方です。

1. 等級だけに頼らず構造全体を理解する

住宅会社が「等級3が無理」と言う理由を丁寧に説明してくれるかどうかがポイントです。

耐震性は壁の量だけでなく、配置、金物、屋根の重さ、接合部の強度など多くの要素で決まります。

長く暮らしていく住まいの安心は非常に重要です。
担当者から「大丈夫です」と言われたからと安易に安心していて、後から心配になってしまうパターンもあります。

大丈夫の一言で片付けられるのではなく、
なぜ等級2なのか、どう工夫しているのかをきちんと説明してくれるかどうかが大切です。

そして施工会社と一緒に内容を理解しながら確認していく姿勢も欠かせません。

2. 住宅会社の構造へのこだわりを見る

ハピナイスでは、全棟において許容応力度計算を実施しています。

また、風の強い東三河地域でも安心な「耐風等級2」、安心安全な構造躯体を実現する
「劣化対策等級3」など構造と性能にこだわった家づくりに取り組んでいます。

「等級2は不安」ではなく、「どこまで構造的に工夫されているか」が重要です。

3. 「納得できる理由」があるなら、それも正解

耐震等級3を取ることだけが唯一の正解、というわけではありません。

希望するライフスタイルや間取りとのバランスをとりながら、安全性を確保する設計ができていれば、「等級2でも問題ない」という判断もあります。

そのためには、信頼できる工務店や住宅会社と、しっかりと話し合うことが不可欠です。

まとめ

耐震等級2しか取得できない、と言われたときに大切なのは、「なぜ?」をしっかり理解することです。

希望の間取りやデザインを叶えるうえで、やむを得ない理由があるのか。それでも安全性は担保されているのか。そうした判断材料を住宅会社がきちんと提示できるかどうかが、最終的な安心につながります。

ハピナイスでは、南海トラフ地震のリスクを抱える東三河エリアにおいて、全棟耐震等級3を取得しています。お客様の要望を最大限叶えながらも、構造計算に基づいた安全な住まいを提案しています。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!

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