2025.10.14
家づくりでよく出る耐震の専門用語|初心者でもわかりやすい解説集

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
注文住宅を検討する際、「耐震性が気になる」「専門用語が難しくて不安」と感じている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、住宅の耐震に関する代表的な専門用語をわかりやすく解説し、安心・安全な家づくりに役立つ情報をお届けします。
具体的には、「耐震等級」「制振・免震」「耐力壁」「ベタ基礎・布基礎」など、工務店やハウスメーカーとの打ち合わせでもよく出る言葉をピックアップ。
この記事を読むことで、専門用語の意味がわかるようになり、家づくりに自信が持てるようになります。
新築や注文住宅を検討中のご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
耐震等級と住宅性能表示制度|耐震性能を判断する基準

住宅の耐震性を知るうえで、まず理解しておきたいのが「耐震等級」。
耐震等級とは、住宅がどれだけ地震に耐えられるかを3段階で示す指標です。
- 耐震等級1:建築基準法の最低基準
- 耐震等級2:1の1.25倍
- 耐震等級3:1の1.5倍、消防署や警察署と同じレベルの耐震性
ハピナイスでは、全棟耐震等級3を取得しており、安心の家づくりにこだわっています。
そして、一緒に覚えておきたいのが「住宅性能表示制度」。
正式には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく制度、といいます。
これ、国が定めた基準で住宅の性能を評価・表示する制度です。「構造の安定」「劣化の軽減」「温熱環境」など10分野に分かれており、耐震等級はこの制度の評価項目のひとつに含まれています。
つまり、耐震等級は住宅性能表示制度に則った評価基準の一部であり、制度に基づいた評価を受けている住宅は、客観的に耐震性能を確認できるということです。信頼できる住宅会社では、この制度に基づく性能評価を積極的に行っており、購入者も安心して選べます。
耐力壁・接合部|強い構造をつくる

耐力壁(たいりょくへき・たいりょくかべ)
耐力壁とは、地震や台風などの横からの力(横揺れ)に耐えるために設けられた壁です。
木造住宅では、構造用合板や面材、あるいは筋交いによって構成されます。
配置のバランスが悪いと、建物がねじれやすくなり、地震時のダメージが大きくなってしまいます。
そのため、設計段階で「壁量計算」や「構造計算」を行い、最適な位置と量を決めることが重要です。
ハピナイスでは耐力面材としてダイライトを採用しています。
接合部・耐震金物(たいしんかなもの)
建物の要となるのが「接合部」です。柱や梁、土台などの部材をしっかりと固定するために、専用の「耐震金物」を使用します。
ハピナイスでは、伝統的な「木造軸組み工法」を使用しつつ、「ドリフトピン」という専用金物で梁や柱を接合し、安心できる住まいを提供しています。
制震・免震|地震の揺れを吸収する仕組み

「制振」や「免震」という言葉もよく耳にしますが、それぞれ役割が異なります。
制震(せいしん)
制震とは、建物の構造内部にダンパーなどの装置を設置し、揺れのエネルギーを吸収・分散する仕組みです。
強風や中規模の地震でも、室内の揺れを抑え、家具の転倒やガラスの破損を防ぐ効果があります。
コストも比較的抑えやすく、戸建て住宅でも採用されるケースが増えています。
揺れを約40%(最大68%)軽減させる制震装置(Jダンパー)をハピナイスでも標準採用しています。
免震(めんしん)
免震とは、建物そのものを地盤から切り離し、揺れを伝えにくくする技術です。
地震のエネルギーを建物に直接伝えず、揺れを大幅に軽減できます。
ただし、設備のコストや敷地条件に制約があるため、一般的な住宅では制振のほうが導入しやすい傾向があります。
ベタ基礎・布基礎|地盤と基礎の関係
建物がいくら頑丈でも、地盤が弱ければ安心はできません。地盤に合った基礎工事が、耐震性を大きく左右します。
ベタ基礎
ベタ基礎は、建物全体の床下に鉄筋コンクリートを一体化して施工する方法です。
建物の重さを均等に分散させるため、地盤がやや弱い場所でも安定感があります。
ハピナイスでは基礎全面に鉄筋を施し、厚さ150mmの土間コンクリートを打つベタ基礎を標準としています。地面全体で住宅を支える構造です。
布基礎(ぬのきそ)
布基礎は、外周部と、柱の下や一部の間仕切り部分のみにコンクリートを敷き、建物を支える基礎。
昔から使われていた工法ですが、地震や不同沈下への強さ、湿気対策の面でベタ基礎の方が優れるため現在の新築住宅だとベタ基礎が多くなっています。
住宅会社のパンフレットや施工仕様を確認すると「布基礎かベタ基礎か」がわかります。耐震性重視ならベタ基礎がおすすめです。
長期優良住宅|耐震性の関係とは?

「長期優良住宅」とは、国が定める一定の基準をクリアした、長く快適に暮らせる住宅のことです。
耐震性に関しても、耐震等級2以上が求められており、地震に強い家の証といえます。
税制優遇や住宅ローン控除の優遇措置がある点も魅力です。
まとめ
家づくりにおける「耐震性」は、家族の命と財産を守るうえで最も重要な要素のひとつです。
専門用語を正しく理解することで、住宅会社との打ち合わせもスムーズになり、より納得のいく家づくりが可能になります。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!
ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。
東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
ハピナイスで行っている構造と性能についての取り組みを詳しくご覧になりたい方はこちら
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