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2025.11.11

耐震住宅の屋根選び|フラットタイプの屋根(陸屋根)の魅力と注意点

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。

注文住宅を考えるとき、「どんな屋根にしよう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

特に最近は「フラット・シンプルですっきりとした外観」が人気を集めています。

しかし、「フラットな屋根って地震に弱くない?」「雨漏りが心配…」という声もよく耳にします。

この記事では、デザイン性と耐震性を両立できるフラットタイプの屋根(陸屋根・フラットルーフ)について、初心者にもわかりやすくご紹介します。屋根の種類の違いや、耐震の視点から見た特徴もくわしく解説していきます。

「おしゃれな家にしたいけど、安全面も妥協したくない!」

そんなご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

注文住宅で選べる屋根の種類と特徴

注文住宅では、外観デザインや機能性に応じてさまざまな屋根形状が選べます。ここでは代表的な屋根の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

◾️寄棟(よせむね)
四方に傾斜面を持つ屋根で、どの方向からも雨や風を受け流しやすい形状です。屋根の重心が中央に寄るため、耐風性・耐震性のバランスに優れた安定した構造が特徴。
外観も落ち着いた印象で、和風から洋風まで幅広い住宅デザインに馴染みやすい点も人気です。

ただし、コの字型など建物の形が複雑な場合は屋根に「谷」が出来てしまい、メンテナンスを怠ると雨漏りの原因になる場合があります。

◾️切妻屋根(きりづまやね)
三角形の屋根で、左右に傾斜した形が特徴です。雨水が流れやすく、構造がシンプルでコストを抑えやすい点も魅力。耐震バランスにも優れており、安定感があることから、ファミリー層に選ばれることが多い屋根形状です。

屋根裏やロフトを作る場合に相性がいいですが、外壁の面積が多くなる場合があります。

◾️片流れ屋根(かたながれやね)
一方向に傾斜しているスタイリッシュな屋根。モダンな外観を演出できるうえ、太陽光パネルの設置にも適しています。ただし、荷重が片側に寄りやすいため、耐震設計には工夫が必要です。また、台風や強風の際に水が入り込んでしまう場合もあるので防水設計が重要になります。

◾️フラット屋根フラットルーフ陸屋根(ろくやね・りくやね)
勾配がごくわずかしかない形状で、キューブデザインの家やシンプルなデザインに相性が良いです。風を受ける屋根自体がないので、台風など強風の被害を受けにくいです。

ただし、排水や防水加工が直射日光や経年で劣化すると雨漏りの原因となるため、定期的なメンテナンスが重要です。外から屋根が見えないため、意識して注意することが大切です。

フラットタイプの屋根が向いている家とデザイン

フラットタイプの屋根には、デザイン性という大きな魅力があります。ここでは、どんな住宅に向いているのか、また具体的なメリットについて詳しく解説します。

◾️モダン・スタイリッシュな住宅にマッチ
フラットタイプの屋根は、直線的でシンプルな外観を演出したい方にぴったりです。白やグレーなどの外壁材と組み合わせることで、クールで現代的な雰囲気が生まれます。特に、コの字型・ロの字型の平屋デザインとの相性が抜群です。

◾️建物全体の高さを抑えやすい
高さを抑えたすっきりした外観にしたいときにも、フラットタイプの屋根は有利です。特に都市部や住宅密集地では、圧迫感を抑えられるというメリットもあります。

◾️屋根ラインをそろえやすく、外構と一体感が出る
庇(ひさし)や軒天とのラインをそろえやすく、外構と住宅のデザインを統一しやすいのも特徴です。シンプルながらデザイン性の高い住宅を求める人に人気があります。

地震に強い?フラットタイプの屋根の耐震性

フラットタイプの屋根は、「おしゃれだけど耐震的にはどうなんだろう?」と心配されがちです。
しかし、屋根材の選び方と建物全体の設計バランスを工夫すれば、十分に地震に強い家をつくることができます。

重い屋根材には不向き。軽量な素材を選ぶのがポイント

昔ながらの瓦屋根の家にフラット屋根が少ないのは、屋根材の重さが理由のひとつ。
瓦のような重い屋根材を使うと建物の重心が上がり、地震時に揺れが大きくなってしまいます。
そのため、フラットタイプの屋根では、ガルバリウム鋼板など軽量な屋根材を選ぶのが基本です。
軽い屋根は、地震の際に建物への負荷を減らしてくれます。

風に強い屋根形状による安定感

フラットタイプの屋根は、風を受けにくいというメリットもあります。
台風などの強風時にも、屋根全体にかかる負荷が分散しやすく、飛ばされにくい安定した形状といえます。

シンプルな構造の家ほど耐震性が高い

フラット屋根は、キューブ型や箱型のシンプルなデザインと組み合わせることが多く、建物の重心バランスが整いやすい構造になっています。

間取りが複雑でないほど、地震の揺れによる「ねじれ」や「偏り」が起こりにくく、結果的に耐震性の高い家に仕上がります。

まとめ

フラットタイプの屋根は、シンプルで洗練されたデザインが魅力の人気スタイルです。
一方で、屋根の重さや建物バランスによっては耐震性に影響することもあるため、素材選びと構造設計の工夫が欠かせません。

屋根を軽くすることで建物への負担を減らし、シンプルな形状で重心を安定させる。
これらを意識すれば、フラットタイプでも十分に地震に強い家づくりが可能です。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!

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