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2025.11.21

寄棟の家は地震に強い?耐震設計で安心できる屋根形状

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。

注文住宅を考えるとき、「どんな屋根にしよう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

特に最近は、落ち着いた印象で安定感のある外観を求める方が増えています。

しかし、「寄棟屋根って耐震性に強いの?」「雨漏りは大丈夫?」といった疑問もよく聞かれます。

この記事では、昔ながらの寄棟屋根について、初心者にもわかりやすく解説していきます。屋根の種類の違いや耐震の視点から見た特徴もご紹介します。

「おしゃれな家にしたいけど、安全面も妥協したくない!」
そんなご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

注文住宅で選べる屋根の種類と特徴

注文住宅では、デザインや耐久性、コストなどを考慮してさまざまな屋根の形状を選べます。ここでは代表的な4つの屋根タイプと、それぞれの特徴を見ていきましょう。

◾️寄棟(よせむね)屋根
四方に傾斜面を持つ屋根で、どの方向からも雨や風を受け流しやすい形状です。屋根の重心が中央に集まるため、耐震性・耐風性のバランスに優れ、安定感のある構造が特徴です。ただし、近年のトレンドとしてはモダンな平屋や総二階に合わせた切妻や片流れ屋根の方が多く、寄棟はどちらかというと瓦屋根など伝統的なデザインに向いている傾向があります。

また、外観も落ち着いた印象で、和風から洋風まで幅広い住宅デザインに馴染みやすい点も人気です。
屋根の形が比較的シンプルなので、地震の揺れによる偏りやねじれを抑えやすいのも耐震住宅としてのメリットです。

ただし、コの字型など建物の形が複雑になると、屋根に「谷」ができて雨漏りのリスクが高まる場合があります。メンテナンスを怠らないことが重要です。

◾️切妻(きりづま)屋根
三角形の形をした左右対称の屋根。シンプルな構造で施工しやすく、雨水も流れやすい。耐震バランスにも優れており、費用面でも選ばれやすい屋根タイプ。

◾️片流れ屋根
一方向にだけ傾斜したシャープな形状。モダンな見た目で、太陽光パネルの設置にも適している。ただし、風圧の偏りや荷重バランスに配慮が必要なため、構造設計に工夫が求められる。

◾️フラット屋根(陸屋根)
勾配の少ない平らな屋根。キューブ型やシンプルな外観に向いており、モダンなデザインに多く採用される。防水処理や排水計画、定期的なメンテナンスが重要。

寄棟屋根のメリット|地震や風に強い安定構造

寄棟屋根は、昔から多くの日本家屋に使われてきた伝統的な屋根形状です。デザイン性と機能性を両立したバランスの取れたスタイルとして、現代の注文住宅にもよく採用されています。

ここでは、寄棟屋根が持つメリットを「耐震・耐風・断熱・外観デザイン」の4つの視点から紹介します。

◾️耐震性の高さ|重心の集中で揺れに強い

寄棟屋根は、四方向に屋根が広がることで建物の重心が中央に集中します。この構造により、地震の揺れが分散され、建物全体がバランスよく力を受け止めやすくなります。

特に総二階など整った形状との相性が良く、構造体への負荷が少なくなります。

◾️耐風性の安定|全方向からの風に強い

片流れ屋根や切妻屋根に比べて、風の力が一方向に集中しにくいのも寄棟屋根の特徴です。台風のような強風時でも風圧が分散され、屋根材の飛散リスクが低くなります。

風の影響を受けやすい地域では、安心して暮らせる屋根形状として支持されています。

◾️断熱性・遮熱性も高まる

寄棟屋根は四方に軒があるため、夏の強い日差しを遮りやすく、冬は外気の影響を受けにくい断熱構造を作りやすいです。屋根裏スペースも確保しやすいため、天井断熱材を厚くしたり、通気性を高める工夫もしやすくなります。

◾️デザインの安定感と落ち着き

寄棟屋根は、均整の取れた外観が特徴で、どの方向から見ても安定した美しさがあります。派手さはありませんが、飽きのこないデザインとして幅広い世代に人気があります。

寄棟屋根の注意点|構造・メンテナンスの工夫が必要

メリットの多い寄棟屋根ですが、設計・施工にあたっては注意すべきポイントもあります。ここでは、実際の住まいづくりで失敗しないためのポイントを解説します。

◾️屋根形状が複雑になりやすい

L字型・コの字型の建物に寄棟屋根をかけると、屋根に「谷」ができる部分が増え、雨漏りリスクが高まります。雨仕舞(あまじまい)と呼ばれる防水処理を丁寧に行う必要があり、設計・施工の技術が問われます。

◾️メンテナンス費用がやや高めになることも

屋根の面積が大きくなるぶん、足場の設置や塗装面積が増え、長期的なメンテナンスコストが上がる可能性があります。将来のランニングコストも意識したうえで選ぶと安心です。

寄棟屋根はどんな家族・住宅におすすめ?

寄棟屋根は、次のようなご家庭におすすめです。

  • 昔ながらの瓦屋根の家を建てる方
  • 長く住むために外観に飽きがこない家を求めている方
  • 和風やナチュラルな外観デザインが好きな方
  • 総二階・長方形の整った家の形状を考えている方

まとめ

寄棟屋根は、落ち着いた外観と耐震性の両立ができる屋根スタイルですが、瓦屋根が珍しくなってきた今、選ばれることが少なくなってきています。もちろん、屋根材を軽くし、建物形状を整え、メンテナンスを欠かさなければ、地震に強い住宅を実現できます。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、ぜひこの記事を参考にしてください!
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