2025.08.29
耐震+災害対策|地震・液状化・土砂災害に備える住宅設計

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
「地震だけじゃなくて、液状化や土砂災害も心配…」「注文住宅を建てるなら災害に強い家にしたい」そんな不安やお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、耐震性に優れた住宅設計に加え、液状化・土砂災害といった地盤リスクへの対策まで含めた「総合的な災害対策住宅」の考え方を紹介します。
また、ハピナイスが採用している構造・地盤調査・施工への取り組みをもとに、災害に強くて安心できる家づくりのポイントをお伝えします。
この記事を読むことで、ハザードマップの見方から、構造の工夫、敷地選定の注意点まで、家づくりに欠かせない災害対策の基礎が分かります。
家族の命と資産を守る家を建てたい方、特に小さなお子さまのいるご家族はぜひ最後まで読んでみてください!
新築注文住宅に必要な「耐震+災害対策」とは?

日本は世界有数の地震大国です。さらに、台風・豪雨による土砂災害や液状化といった複合的な自然災害も頻発しています。
そのため、新築・注文住宅では「耐震性」だけでなく、「土地の災害リスク」にも配慮した総合的な災害対策が求められています。
特に豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・湖西市といった東三河・遠州地域では、地域特性によって液状化の可能性があるエリアや土砂災害警戒区域も存在します。
地震・液状化・土砂災害への備え方と住宅設計の工夫
災害に強い家づくりを実現するには、「土地」「構造」「施工」の3つの観点から対策を行う必要があります。以下で、それぞれの要点を解説します。
地震対策|耐震等級・制振装置・構造計算の重要性
このコラムでも繰り返しお伝えしていますが、地震対策としてまず重要なのが、住宅の耐震等級です。
新築住宅では、耐震等級1が最低限必要な「建築基準法レベル」であるのに対し、等級2・3ではそれぞれ1.25倍、1.5倍の地震力に耐える構造となります。
また、制振ダンパーを併用することで、繰り返しの揺れに対する損傷リスクを軽減する“耐震+制振”のダブル対策を推奨しています。
HAPINICEでは、耐震等級3を標準としているほか、構造計算(許容応力度計算)を一邸ごとに実施することで、建物全体の耐震バランスを正確にシミュレーションし、安全性を高めています。
液状化対策|リスクを抑える土地選びのポイント
液状化とは、地下水を含んだ砂質地盤が地震時にドロドロに変化し、建物が傾いたり沈んだりする現象です。
これは地震の揺れではなく、地盤条件に起因するため、どんなに構造が強い住宅でも、地盤が不安定だと被害を受ける可能性があります。ですが、土地選びの段階でポイントを押さえることで、リスクを大幅に減らすことができます。
1. 地盤の履歴や地域情報を確認
- 埋立地や川沿いの低地は液状化の可能性が高い傾向があります。
- 市町村のハザードマップや過去の地震被害情報を確認し、土地の安全性を把握しておきましょう。
- 地域の歴史や周辺の住宅の状況(傾きや沈みの有無)も参考になります。
2. 地盤の種類や高さを意識する
- 砂質や軟らかい粘土質の地盤は液状化リスクが高めです。
- 少し高台や自然地盤の土地は比較的安定性が高く、安心して家を建てやすいです。
- 坪単価だけで判断せず、地盤の安定性も考慮すると将来の安心につながります。
3. 信頼できる住宅メーカーや専門家に相談
- 土地購入前に、建築会社や住宅メーカーに相談すると、簡易調査や液状化リスクのアドバイスを受けられます。
- 必要であれば、ボーリング調査や地盤改良の提案もしてもらえます。
- 地盤補強の方法や費用についても、事前に確認しておくと安心です。
土地選びの段階でこれらのポイントを意識するだけでも、液状化のリスクを大幅に減らすことができます。ハピナイスでも、土地選びのアドバイスから安心して暮らせる家づくりを提案しています。
土砂災害対策|リスクを抑える土地選びのポイント
土砂災害は、急傾斜地の近くや崖の下に建つ住宅に特にリスクがあります。
豊橋・田原など一部の山間エリアでは、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)や特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されている土地もあるため、土地選びの段階での注意が必要です。
- かならずハザードマップは確認
– 警戒区域の指定や過去の土砂災害履歴をチェック。 - 土地の地形や周囲の環境を観察
– 急傾斜や裏山との距離、斜面の角度や樹木の状態を確認。 - 分譲地や造成地でも慎重に
– 盛土や擁壁の有無、排水計画がしっかりされているかを確認。 - 建物配置や外構設計も考慮
– 裏山との距離を確保した配置、避難ルートの確保、雨水の流れをコントロールする外構設計が安心につながります
土地選びの段階でリスクを把握することで、地震や土砂災害に強い家を建てやすくなります。
ハザードマップで土地のリスクを確認しよう

住宅を建てる土地を選ぶとき、液状化や土砂災害などのリスクを事前に知るために役立つのが ハザードマップ です。ハザードマップとは、洪水・土砂災害・液状化などの自然災害の危険度を地図上で示したもので、国や市町村が公開しています。
ハザードマップの入手方法
- 市町村の公式ホームページ
– 「防災マップ」「ハザードマップ」で検索するとPDFやWeb地図が見られます。 - 窓口での入手
– 役所の防災課や住宅課で紙のハザードマップをもらうこともできます。 - 国土交通省・ハザードマップポータルサイト
– 全国のハザード情報をまとめて確認できるサイトもあります。
ハザードマップの見方
- 色分けを確認:赤やオレンジで表示されている区域は危険度が高く、黄色や薄色は注意が必要な区域です。
- 液状化・土砂災害の種類ごとにチェック:洪水だけでなく、液状化や急傾斜地のリスクも必ず確認します。
- 周辺環境もチェック:ハザードマップでは自宅予定地だけでなく、避難経路や周辺の安全性も確認できます。
ハザードマップを活用すれば、土地選びの段階で潜在的なリスクを把握でき、安心して住宅計画を進めることができます。
まとめ
新築・注文住宅における耐震+災害対策は、「構造強化」だけでなく、「土地選び」まで含めた総合的な対策が必要です。地震、液状化、土砂災害など複合的なリスクに備えることで、本当に安心できる住まいが実現します。
ハピナイスでは、地盤調査から施工、アフターサポートまで一貫して行い、災害に強く、家族を守れるデザイン住宅を提供しています。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。
東三河エリア周辺のお家づくりはハピナイスにお任せください!
ハピナイスで行っている構造と性能についての取り組みを詳しくご覧になりたい方はこちら
「家づくりの想い ABILITY 構造と性能について」
シリーズ「住まいの耐震」コラム
❶耐震とは?初心者でもわかる基礎知識と重要性
❷耐震等級とは?1~3の違いと意味を徹底解説
❸【保存版】耐震構造の種類と特徴まとめ
❹住宅の耐震診断とは?流れ・費用・注意点を解説
❺耐震基準はいつから変わった?1981年との違いとは
❻耐震性が不安な家を見分けるチェックポイント
❼木造住宅でも耐震性は大丈夫?構造の工夫で安心できる家づくり
❽耐震+災害対策|地震・液状化・土砂災害に備える住宅設計(この記事です)
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