2022.06.28
【注文住宅】アクセントクロスでみんなが゙後悔!よくある失敗事例3選と対策を解説!
「このアクセントクロス、やめれば良かった」
クロスは部屋の印象を大きく変えてしまうので、内装デザインをするうえで、非常に大切な要素になります。
ただ意外ですが、住宅会社から提案されたモノをそのまま採用したり、渡されたカタログから雰囲気で選んでしまったり、何故か壁紙だけ変に冒険してしまって、暮らし始めて1年も経たないうちに「なんか飽きたな」「もっと考えて選べばよかった」みたいに後悔している方が非常に多いのが現実です。
そこで今回は、これからマイホームを検討している人に向けて「アクセントクロスの失敗事例3選とその対策」をご紹介したいと思います。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
それでは1つずつ解説します。
失敗1:飽きる
アクセントクロスの失敗1つ目は、飽きてしまう事です。
家の壁紙は、真っ白か薄いベージュ、グレーを基本の色にする事が多くて、その一部の壁や天井にアクセントで、自分の好きな色や柄、例えば紺や黒、タイル調や木目調とかのクロスをアクセントとして採用するのが一般的になります。
ただ心理学的にはどうしても、色や柄が変わる事で視覚的な波長が崩れ、何度も見ているとそれに慣れて飽きてしまいます。
そのため可能であれば長時間いる事が多いLDKとかよりも、例えばファミリークローゼットの中やランドリールーム、トイレの中とか、目に入るけど長時間はいない場所への採用がおすすめです。
あと印象に残りやすい色や柄は、その時代のトレンドが反映されている事が多くて、新築した当時は良くても、5年10年経った頃には「なんか古い」「時代遅れ」に感じてしまって、飽きやすくなる要因の1つになります。
あとは単純に、1つの部屋にアクセントで、2箇所3箇所と壁紙の色や柄を変えてしまうと、普通にゴチャゴチャして落ち着かない、部屋も狭く感じて飽きやすくなってしまいます。
なので1部屋に最大でも1箇所のみ、+αあまり個性的過ぎない色や柄で、どの時代でも普遍的に使われているような壁紙を選ぶようにしましょう。
失敗2:安っぽい
アクセントクロスの失敗2つ目は、安っぽく見える事です。
注文住宅で家を建てる場合、お客様が自分の好きなようにできるのがメリットな反面、逆にいうと、お客様のセンスが思いきり表れるので、選ぶ素材や色柄は慎重に選ぶ必要があります。
特に失敗してしまう方の傾向として多いのが、せっかく一面変えるならという事で、花柄とか目立つ色のアクセントクロスにするパターンです。
家具とかが入っていない状態だと素敵に感じても、引越し後にラグやカーテン、家具などのインテリア関係を配置していくと、壁紙が変に悪目立ちしてしまって、部屋全体のバランスが崩れてしまいます。
なので壁紙に限らないですが、部屋の雰囲気をおしゃれにしたい場合には、色の配色について基本を抑えておく必要があります。
一般的に配色は、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つで構成する事が重要で、なおかつそれぞれの比率を、70:25:5ぐらいにするのが大切になります。
もう少し具体的に部屋の配色に当てはめると、
・天井壁で70%
・床で25%
・アクセントクロスで5%
の割合になるように計画するのがおすすめで、この基本を守らずに、アクセントクロスの割合を10%以上にしてしまったり、色んな色柄を多様しすぎてしまうと、せっかくのマイホームが安っぽいアパートみたいな印象の家になってしまいます。
あと意外と盲点なのが、この比率を守っていても、本物と偽物の対比でチープに見えてしまう事があります。
例えば、床に本物の無垢材を使っているのに、アクセントクロスで木目調を選ぶとか、どこか一部に本物のタイルが貼ってあるのに、少し離れた場所にタイル調の壁紙を貼る、みたいな感じで、ご予算の関係ですべて本物を使えないケースもあると思います。
ただ、だからと言ってそれを壁紙で表現してしまうと、やっぱり本物との対比でチープに感じやすくなってしまう可能性があります。
なのでアクセントクロスで木目調やタイル調を選ぶ場合には、使う場所や他素材との組合せをしっかり考えるようにして、個人的には柄が入っているモノより単色でシンプルにまとめるのがおすすめになります。
失敗3:イメージギャップ
アクセントクロスの失敗3つ目は、イメージギャップです。
これも非常に良く聞く失敗事例で、基本的に壁紙を選ぶ際は、カタログの中の小さなサンプルを見ながら色味や質感を確認して決めていきます。
ただ実際に家が完成して壁紙を見てみたら、「思っていたより色が薄い」「なんか柄のイメージが想像と違う」みたいな感じで後悔するケースが多いです。
なのでこれも壁紙に限らない話ですが、アクセントクロスを選ぶ場合にも、大きいと薄く見えて小さいと濃く見える面積対比の錯覚も起こりやすいしです。
さらに印象が変わる可能性も高いので、できるだけギャップを無くせるように、実物に近い大きいサイズのサンプルを取り寄せて確認する事が大切になります。
特に柄物系の場合は、小さなサンプルだと気にならなかったけど、遠目で大きく見たら微妙という事も結構あるので、可能であればモデルハウスや見学会で等身大の実物を見たり、依頼する住宅会社で過去に採用実績のあるモノ、仕上がりのイメージを共有できるモノを選ぶようにしましょう。
あとおまけになりますが、傷や汚れに強いとか、防水効果のある機能性壁紙を選択する場合には、同じようにサンプルを取り寄せていただいて、見た目や質感はもちろん、本当に傷が付きにくいのか、汚れにくいのか、水を弾くのか、実際に傷をつけたりして試していただくのがおすすめです。
カタログに防汚防水って書いてあっても、どの程度まで大丈夫なのかわからないですし、1回貼ったら最低でも10年は貼替えないと思うので、ここでのイメージギャップもできるだけ無くすようにしましょう。
●まとめ
それぞれの概要はここまでお話しした通りで、アクセントクロスは上手に活用する事で、部屋の雰囲気をガラッとおしゃれな雰囲気に変えてくれます。
その反面で、失敗してしまうと取り返しがつかないのも事実なので、家具とかのバランスも踏まえて、今回のブログも参考にしていただきながら、素敵なマイホームをかなえていただけると幸いです。
ちなみに以前の動画で、カーテンの失敗しない選び方や内装コーディネートについて詳しくお伝えしているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
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