「中庭のある平屋」実例とメリット・デメリットから間取りのポイントまで解説 | 豊橋市の工務店ならハピナイス

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2024.03.25

「中庭のある平屋」実例とメリット・デメリットから間取りのポイントまで解説

「中庭のある平屋」実例とメリット・デメリットから間取りのポイントからまで解説


ゆったりと暮らせる平屋建て住宅が、老若男女の方から注目されています。

その中でも、家の間取りに中庭を取り込んだ住宅が人気です。

そこで、今回は「中庭のある平屋」について、種類やメリット・デメリット、おしゃれな事例を詳しく紹介します。

25坪・30坪・40坪・50坪の新築価格目安も紹介しますので、これから平屋建ての家に住みたい方は、ぜひ参考にしてください。

1968年創業のハピナイスがあなたのマイホーム計画をお手伝いします。

コラムのポイント
■ 「中庭のある平屋」には、ロの字・コの字・L字型と間取りのタイプがあり、それぞれ特徴やメリットが異なります。

■ 「中庭のある平屋」を後悔しないためには、デメリットや注意点を知り、その対策を取っておくことが重要です。

■ “ハピナイス”は、愛知県豊橋市を拠点に、1968年創業以来、高性能・高品質・ハイコスパ・スタイリッシュな平屋の注文住宅を数多く手がけてきた実績があります。


Contents

“中庭のある平屋”主な3つの間取りタイプ|ロの字・コの字・L字型

中庭のある平屋・間取りの種類


中庭のある平屋の間取りには、主に3種類あります。

それぞれ特徴が異なりますので、ご自身の理想やライフスタイル、家族構成に合う間取りを選びましょう。

「ロの字型」

ロの字型の間取りは、中庭が家の中央にあり、それを囲むように部屋がレイアウトされているプランです。

いくつもの部屋から中庭にアクセスできますが、各空間が細長くなる可能性があり、間取りのレイアウトが難しくなります。

また、外壁面積が広くなるため、コストは高めです。

「コの字型」

コの字型の間取りは、中庭の3方向を部屋で囲われているプランです。

中庭の一面が開放されるため、広い庭と繋げやすく、狭い土地でも部屋を配置しやすい点がメリットです。

「L字型」

L字型の間取りは、中庭の2方向が部屋に接していて、家がL型になっているプランです。

住宅に囲まれる部分が少なく、開放的な中庭になります。

ただし、他のタイプよりも外部からの視線対策がより一層必要です。


ポイント
このように、中庭といっても間取りによって特徴が異なります。

そのため、まずは、中庭をどのような場所として使いたいのかをじっくり検討することが重要です。




“中庭のある平屋”の活用方法やメリット

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中庭のある平屋が人気な理由は、快適に暮らす上でいくつものメリットがあるからです。

  • 色々な活用方法がある
  • 部屋の奥まで採光や通風を取り入れられる
  • 庭の景色を楽しめる
  • プライバシー性の高い屋外空間になる
  • 普通の庭より防犯性が高い
  • 室内との一体感が強い


では、それぞれ詳しく解説します。


「活用方法が豊富」

住宅地でゆとりある広い土地を見つけることは難しく、十分な庭を取れないケースは少なくありません。

そこでおすすめなのが、コンパクトな中庭を取り入れるケースです。

それほど広くなくても、中庭があるだけで生活が豊かになります。

中庭の活用例
■ アウトドアリビングとして、日常的なリラックス空間として使う。

■ お子さんやペットの安全な遊び場として使う。

■ プランターを置いて、手軽に楽しめる家庭菜園にする。

■ テントを張って、“おうちキャンプ”を楽しむ。

■ BBQグリルや簡易キッチンを設置して、ホームパーティを楽しむ。

■ アウトドア用品・スポーツ用品の手入れをする場所として使う。

■ DIY・日曜大工の作業場として使う。

■ 布団など大きなものを干す場所として使う。


これらの動作は、道に面した狭い前庭では実現しにくいですよね。

間取りとの距離が近い中庭だからこそ、生活に溶け込んだ“日常使い”ができます。


「部屋の奥まで採光・通風できる」

平屋は、全ての空間をワンフロアに収めるため、どうしても家が大きくなりがちです。

そうなると、外部に面していない部屋は、太陽の光や自然の風が十分に行き渡りません。

ところが、中庭を作ると外部に接する部分が増え、窓をつければ、部屋の奥まで採光・通風を確保しやすくなります。


「プライバシー性の高い屋外空間になる」

庭を作ったものの、道路や隣家からの視線が気になって、「リラックスできない・お子さんを安心して遊ばせられない」という悩みを抱えている方もいるでしょう。

そのような場合にも、中庭はおすすめです。

ロの字型の間取りであれは、外部から中庭を完全に遮断できますし、コの字型・L字型も、塀のレイアウト次第で、外からの視線を気にすることなくアウトドア時間を楽しめます。


「庭の景色を楽しめる」

「リビングでくつろぎなから庭を眺めてのんびりしたい」という方も多いはずです。

ところが、住宅密集地では、庭を外部から遮断することは難しく、庭を眺めているつもりが道路を行き交う人や車が視線に入ってきてしまう家も珍しくありません。

中庭は、家の敷地外と多少隔たりのある屋外空間なので、余計なものが視界に入りにくく、純粋に庭の景色を楽しめます。


「普通の庭より防犯性が高い」

外部とある程度遮断される中庭は、外から誰かが侵入するリスクを抑えられるため、防犯面でも有利と言えます。

ただし、一度中庭へ不審者が入ってしまうと、外からの目にさらされないので、むしろ家の中に侵入しやすくなってしまう点には注意が必要です。


「室内との一体感が強い」

ロの字・コの字・L字どの間取りであっても、室内に庭を取り込むような間取りになるため、屋内外の一体感が強くなります。

そのため、室内リビングと合わせて中庭をアウトドアリビングとして使う間取りが人気です。

平屋の家




“中庭のある平屋”を失敗&後悔しないための注意点や間取りのポイント

“中庭のある平屋”を失敗&後悔しないための注意点や間取りのポイント


活用方法が豊富でメリットも多い「中庭のある平屋」ですが、建てる前に知っておいて欲しいデメリットや注意点もあります。

  • 広めの土地が必要
  • 生活動線を十分シミュレーションしないと不便
  • 窓の位置や方角によっては採光を確保できない
  • 建築コスト・メンテナンスコストは高め
  • 掃除や草むしりなどの手入れが必要
  • 窓が多くなるので外気の影響を受けやすい


では、それぞれの点について対策方法と併せて解説します。


「広めの土地が必要」

ただでさえ2階建てを建てるよりも広い土地が必要となる平屋建てですが、そこへさらに中庭をプラスするとなると余裕のある敷地が必要になります。

そのため、中庭のある平屋を建てたい方は、都心部や住宅密集地よりも、郊外のゆったりとした区画の整備されている住宅地がおすすめです。

ポイント
「まだ土地を見つけていない」という方は、住みたいエリアで施工実績が豊富な建築会社へ土地探しからサポートしてもらいましょう。

そのエリアの建蔽率(土地に対する建物を建てる広さの割合)の上限を踏まえ、中庭のある平屋建てを建てられるかどうか、プロの視点でアドバイスしてもらえます。






「生活動線を十分シミュレーションしないと不便」

中庭を中心に間取りを構成すると、家事動線や生活動線が長くなるリスクがあります。

例えば、中庭を挟んでLDKと玄関を配置すると、買い物のたびに遠回りして荷物をキッチンまで運ばなくてはいけません。

特に、ロの字型プランは、動線が長くなりがちなので注意しましょう。

ポイント
生活動線をコンパクトにしたい方におすすめなのが、中庭を避けて家事に関わる空間をまとめやすくプランの自由度が高い「コの字型・L字型」のプランです。

動線を踏まえた間取りにする場合は、“中庭ありき”でプランを検討するのではなく、“間取りのどこに中庭を取り込めるか”のアプローチが重要になります。



「窓の位置や方角によっては採光を確保できない」

中庭を作ることで外部に面する部分が増え、窓を設ければ採光・通風を確保しやすい点は事実です。

ただし、方角によっては、中庭がその住宅そのものの影に入ってしまう可能性もあります。

隣家との距離が狭い場合も同様です。

ポイント
「ロの字型」の中庭は、太陽の高い正午前後しか陽の光が当たらない可能性があります。

できるだけ長時間日当たりの良い中庭にしたい場合は、南側に開けた「コの字型・L字型」がおすすめです。



「居住スペースが狭くなる」

中庭を作ると、その分、室内の間取りに影響が出てしまう可能性もあります。

特に、ロの字型プランは、家の中央部に屋外空間を作るため、周りのスペースを細長くしないとうまく間取りが成立しません。

ポイント
平屋に中庭を取り入れる場合は、まず、必要なスペースを確保できるかどうか確認しましょう。

リビングに面した場所に中庭を配置する場合は、室内リビングをコンパクトにして、屋内外を一空間として使うことを想定した間取りにするのもおすすめです。



「建築コスト・メンテナンスコストは高め」

中庭のある平屋は、広い土地が必要なだけではなく、外壁面積や窓の箇所数が増えて複雑な構造になるため、一般的な建売住宅などと比べると、価格は高めです。

新築時のコストだけではなく、外壁塗装などの費用も高くなる可能性があるため、注意しましょう。

ポイント
中庭のある平屋を建てる場合は、新築コストに加え、メンテナンスコストの概算も事前に把握しておきましょう。

多少コストが上がっても、新築時に高耐久で長寿命な外壁材や外壁塗料を採用する方法もあります。

ご自身のライフプランを踏まえ、住み始めてからかかる費用についても建築会社へ確認しておくことが重要です。



「掃除や草むしりなどの手入れが必要」

前庭や後ろ庭よりも家に接する部分の多い中庭は、定期的な掃除が欠かせません。

雑草が茂ったり落ち葉が溜まったりすると、雨の湿気が残りやすく、家の構造体まで湿度が上がってしまう恐れがあるからです。

家の構造体が常に湿っていると、シロアリやカビ、腐朽菌が繁殖しやすくなるので、十分注意しましょう。

ポイント
「中庭の手入れが面倒」「掃除の手間を減らしたい」という方は、中庭の床をコンクリート仕上げやタイル仕上げにするのがおすすめです。

ただし、その場合は雨水などが敷地の外に向かって流れる排水計画・床勾配(傾斜)にしなくてはいけません。

そのため、中庭の施工実績が豊富な建築会社へ相談しましょう。



「窓が多くなるので外気の影響を受けやすい」

中庭を作ると、その分外壁面積が広くなり、窓の数も増えます。

そのため、外気温の影響を受けやすく、真夏・真冬には空調効率が落ちる可能性も考えられます。

ポイント
中庭を作る場合は、特に外壁・窓の断熱性能にこだわりましょう。

気密性も高めれば、窓ガラスなどが結露しにくくなってカビの発生も抑えられるため、「家計にも健康にも優しい省エネルギー住宅」になります。






【間取り図付き】おしゃれな中庭のある平屋|間取り・外観の新築実例|ビルトインガレージ・スキップフロア付き

私たち“ハピナイス”は、1968年創業以来、数多くの平屋住宅を建ててきた実績があります。

その中から、中庭のある事例を紹介しますので、ぜひ間取りの参考にしてください。


【ビルトインガレージ付きL字型プラン】

おしゃれな“中庭のある平屋”ビルトインガレージ付きL字型プラン

こちらは、個室をコンパクトにして、その分、リビングやフリースペース、中庭など家族が集まる場所を広くした事例です。

L字型の間取りで中庭の2面を囲み、さらに隣地との間にも壁を作ったので、外部からの視線が気にならないプライベートなアウトドア空間に仕上がりました。

ビルトインガレージ付きL字型プランの中庭付き平屋住宅


中庭に面した壁2面には大きな窓を取り付け、陽の光を奥のキッチンまで取り込んでいます。

間取りのポイント
■ 中庭と家事に関わる空間(キッチン・洗面脱衣室・ランドリースペース・浴室・収納)を切り分けると、家事動線がコンパクトになります。

■ 中庭に面した壁に大きな開口窓を設置すると、陽の光が奥まで届きます。

■ 室内と一体感のあるアウトドアリビングを配置すると、コンパクトなリビングでも開放的な雰囲気に仕上がります。

■ 通路を単なる通り道にせず、クローゼットなどの収納にすると、空間を無駄なく使えるので、中庭を作っても居住空間への影響を抑えられます。


ビルトインガレージ付きL字型プランの中庭付き平屋住宅
(外観)





【スキップフロア付きコの字型プラン】

スキップフロア付きロの字型プランの中庭付き平屋住宅

こちらは、中庭を3方向から建物で囲んだコの字型の事例です。

間仕切り壁を最小限にして、空間を無駄なく活用することで、7帖の広々とした中庭を実現させました。

スキップフロア付きロの字型プランの中庭付き平屋住宅



間取りのコツ
■ 間仕切り壁を最小限にしてスキップフロアで空間を分けたり、造作家具を取り入れてデッドスペースを作らないなど、細かな工夫を施すことで、生活空間を狭くすることなく中庭を作れます。

■ 中庭を挟んで、生活する場所と家事をする場所で分けており、玄関からシューズインクローゼットを通り抜けてキッチンまでアクセスできるため、家事動線がコンパクトです。

■ 中庭と隣地の間にはウッドフェンスを設置し、室内からしかアクセスできないようにしたので、防犯面でも安心です。

■ 中庭を囲う3面全てに窓を設置したため、採光や通風も抜群です。


スキップフロア付きロの字型プランの中庭付き平屋住宅
(外観)




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“中庭のある平屋”の価格相場|25坪・30坪・40坪・50坪の場合

“中庭のある平屋”の価格相場|25坪・30坪・40坪・50坪の場合


国土交通省の調査では、全国における木造戸建て住宅(持ち家)の平均工事費は、「1,814万円/戸(20万円/㎡)」です。(参考:国土交通省|住宅着工統計2023年

これを1坪あたりに換算すると「66万円」となり、25坪・30坪・40坪・50坪では、以下のような金額になります。

床面積注文住宅の建築コスト目安
25坪1,650万円
30坪1,980万円
40坪2,640万円
50坪3,300万円


家を建てるには、この費用の他に土地を購入しなくてはいけません。

ちなみに、私たちハピナイスがコアエリアとしている愛知県豊橋市の2023年平均公示地価は、「約35万円/坪」なので、先ほど紹介した建築費用の目安を足すと、総コストの基準は以下の通りになります。(参考:愛知県|愛知県地価情報(地価調査・地価公示)

床面積土地面積目安
(建蔽率60%の場合)
建築費用と土地価格を合わせた
総コストの目安
25坪42坪1,650万円+1,470万円
【3,120万円】
30坪50坪1,980万円+1,750万円
【3,730万円】
40坪67坪2,640万円+2,345万円
【4,985万円】
50坪83坪3,300万円+2,905万円
【6,205万円】


ポイント
愛知県豊橋市で土地購入から平屋建ての建設までの予算計画を立てる際には、まず「60〜100万円/坪」で予算立てするのがおすすめです。

この金額を基準として、建築会社と相談しながら、予算に合わせて土地の場所や住宅性能を検討しましょう。






平屋の家




まとめ|“中庭のある平屋”を建てる際はメリット・デメリットの両方を知ることが重要

中庭のある平屋には、豊かで快適な生活を送る上で重要なメリットがいくつもある反面、プランニングの際には、気をつけなくてはいけないポイントがいくつもあります。

また、広い土地が必要となるため、一般的な2階建て住宅よりもトータルコストは割高になってしまいます。

そのため、マイホームの新築を後悔しないためには、メリットだけではなくデメリットも知っておくことが大切です。

「中庭のある平屋」を建てたい方は、設計施工実績が豊富な建築会社へ相談しましょう。

私たち“ハピナイス”は、愛知県豊橋市で1968年に創業して以来、デザイン性と品質、高性能、コストの全てにこだわった注文住宅を自社管理・自社施工で手掛けてきた実績があります。

「注文住宅の設計施工をどこに頼めばいいか分からない」「土地探しから住宅のプランニングまでトータルで相談できる会社に頼みたい」という方は、まずハピナイスまでお気軽にお問い合わせください。


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