2023.02.19
【注文住宅】後悔しないカーポートの選び方!おすすめモデルも一挙ご紹介!
「カーポートで後悔してる人、意外と多いです」
皆さんもせっかくカーポートを付けるなら、できるだけ乗り降りしやすくて、便利なモノを選びたいと考えると思いますが、カタログを見て、これなら安いし良さそうと何となく選んでしまうと、実際に生活してから「失敗した」という後悔につながる可能性が高くなってしまいます。
そこで今回のブログでは「後悔しないカーポートの選び方」と題して、代表的な4つの柱タイプのメリット・デメリットとおすすめモデルをご紹介しますので、暮らしてから「何か使いにくい」「もっと考えればよかった」と後悔しないように、カーポートを計画するうえで参考にしていただけると幸いです。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報をできるだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をしていただき、最後までご覧ください。
あとサイトのトップページにイベント情報も載っていますので、お気軽にご相談ください。
それでは1つずつ解説します。
1.4本柱
カーポート1つ目は、4本柱タイプです。
これはスタンダードな4隅に柱が立っている形で、商品ラインナップが豊富なので、値段が手頃なモノからスタイリッシュで高価なモノまで選択肢がたくさんあり、積雪の多い地域や風が強い地域でも安心な耐久性を持っています。
ただ注意点としては、前面の道路の幅が狭かったり、車とカーポートの横幅に余裕が無かったりすると、車を出し入れする時に前側の2本の支柱が邪魔になって、車を動かすたびにストレスに感じてしまう可能性があります。
これは図面やパースだけだとイメージしにくいので、しっかり現地で実際に車を動かして、柱の横幅や位置などを決めるようにしましょう。
ちなみに4本柱タイプのおすすめモデルは、三協アルミのM.シェードIIという商品です。
フラット屋根でシンプルな造りですが、骨組みはしっかりしていて耐久性も高く、金額も2台分で100万円前後とそこまで高くないので、バランスの取れたカーポートとして人気の製品になっています。
2.片側支持
カーポート2つ目は、片側支持タイプです。
これはカーポートの片側だけで支えるタイプで、敷地の境界やブロックフェンス側に沿って柱を立てる事で、限られたスペースでも設置しやすく、車の乗り降りや車の出し入れもしやすいタイプになります。
あとデザイン性の観点から見ても、スッキリとしたスタイリッシュな製品が多く、車体のサイズアップにも許容できるので、将来、大きな車に買い替える予定の方でもある程度適応が可能になります。
ただ注意点として、柱が片側のみで2本や3本しかないので、雪がたくさん降る地域や風の強い地域の場合には、カーポート本体の強度もよく考えて選ぶ必要があります。
ちなみに片側支持タイプのおすすめモデルは、LIXILのSCという商品です。
こちらも屋根がフラット型で、なおかつ光沢を抑えたマットな質感のアルミ素材なので、程よく重厚感のあるシャープなデザインになっています。
金額相場は1台で約38万円、2台の縦列タイプでも約77万円で、金額設定もそこまで高くないので、ハピナイスのお客様にも人気があります。
3.Y合掌
カーポート3つ目はY合掌タイプです。
中央に柱を立てて両サイドに屋根を取り付ける形で、正面から見るとアルファベットのYに見えるので、Y合掌と呼ばれています。
メリットとしては、中央の柱だけで2台分の屋根を支えているので、車の出し入れや乗り降りが楽な事と、他のタイプと比べてカーポートまわりのスペースが少なく済み、さらに全体のデザインがスッキリしています。
ただ物理的に、左右それぞれの屋根を中央の柱で支えているだけなので、片側支持と同様、積雪の多い地域や風の強い地域には不向きで、設置するエリアの特徴を考慮して選ぶ必要があります。
Y合掌タイプのおすすめモデルは、四国化成のマイポートneo Y合掌という商品です。
基本的に他のY合掌タイプは、片側支持タイプのカーポートを左右対称に並べて設置するだけの事が多いですが、マイポートneoの場合はY合掌を前提にデザインされているので、特有の一体感を出す事ができます。
あと金額に関しても、2台駐められて74万円ぐらいでそれほど高くないので、Y合掌タイプにしたい方にはおすすめの製品になります。
4.後方支持
カーポート4つ目は、後方支持タイプです。
これはカーポートの屋根を後ろの2本の柱だけで支える形で、前の方に柱が一切無いので、今回ご紹介する中では1番使い勝手が良く、柱の圧迫感が無いため見た目も開放的で、実際に広く使える良さもあります。
ただ注意点としては、こちらも片側支持タイプと同じで、後方の柱だけで屋根を支えるため、積雪の多い地域や風の強い地域には不向きで、設置するエリアの特徴を考慮する必要があります。
後方支持タイプのおすすめモデルは、四国化成のマイポート7という商品です。
金額は1台分で約70万円、2台分で110万円ぐらいするのでちょっと高めですが、個人的に見た目が抜群にカッコよくて高級感もあるので、スタイリッシュなお家の外観に合わせたい方におすすめになります。
●プランニングの注意点
カーポートの種類やおすすめモデルについてはここまでで、最後にプランニングする際の注意点を2つご紹介したいと思います。
1.早めの計画
プランニングの注意点1つ目は、早めに計画する事です。
これは外構工事全般に当てはまる話ですが、カーポートで言えばモノによって柱の位置や屋根の長さ、角度を調整できるモデルもあり、さまざまな敷地の形や建物の配置に合わせられます。なので建物の配置が決定してからでも、ある程度はカーポートの計画で調整する事はできます。
ただ例えば家の浄化槽や水道メーター、ガス管が邪魔でカーポートの柱を希望位置に設置できないとか、もう少し建物の位置を寄せていたらこのカーポートを採用できたのに、みたいな後悔はたまにあるのも事実です。
なので可能なら建物のプランニング当初ぐらいから、カーポートのプランニングについても外構屋さんと同時進行で計画を進めていただけると、より無駄がない収まりの良い家づくりができておすすめです。
2.近隣トラブル
プランニングの注意点2つ目は、近隣トラブルです。
実際にはそれほど頻繁に起こらない問題ですが、まれにカーポートを境界ギリギリに設置してしまった事で、お隣さんの敷地に屋根の雨水が流れ込んでしまい、トラブルに発展する事があります。
この近隣トラブルの対策としては、屋根に雨樋を付けるのはもちろんですが、ゲリラ豪雨とかだと雨樋からあふれてしまうので、できるだけ屋根の傾斜がフラットに近いものを選んでいただいて、なおかつ、雨樋もできるだけ大きいタイプを選ぶようにしましょう。
●まとめ
以上、今回の動画の本題はここまでになりますが、以前の動画で、カーポートの屋根素材や耐久性についての話や、失敗しないインナーガレージの作り方についても詳しく解説しているので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。
CATEGORIES
- コラム (24)
- 保育担当 河原 愛 (7)
- 動画で学ぶ (290)
- スタッフブログ (1,448)
- イベントレポート (81)
- その他 (787)
- MODEL HOUSE – 東幸 – (46)
- MODEL HOUSE – 菰口 – (69)
- お知らせ (4)
- アドバイザー尾﨑 遥 (22)
- アーカイブ (1,228)
- キッチンのこと (24)
- コーディネーター田中やよい (130)
- サニタリーのこと (22)
- プライベートのこと (76)
- リビングのこと (38)
- 住宅ローンのこと (98)
- 外観のこと (31)
- 家づくりのこと (272)
- 小物たち (21)
- 工務担当 吉原 英崇 (21)
- 広報担当 小林 紗矢香 (16)
- 広報担当 (10)
- 林 拓未 (1,073)
- 玄関のこと (20)
- 総務担当 戸塚 里美 (107)
- 総務担当 水野 瞳 (81)
- 趣の空間のこと (45)
- 階段ホールのこと (22)