2022.01.11
【住んでからじゃ遅い!?】家の点検についてするべき3つの質問を徹底解説!
皆さんもせっかくマイホームを建てるなら、住んだ後に予想外のメンテナンス費用がかからない、コスパの良い家にしたいと思いますよね?
家はどんな素材を使っていても、暮らしている間に経年で少しずつ劣化します。しかし家づくりが初めての方にとって、どんな部分が悪くなり直すのにいくらぐらいかかるのか、わかりにくいと思います。
そこで今回のブログでは、長い目で見てメンテナンス費用を抑えるために、点検について必ず確認した方が良い3つの質問をご紹介します。後から「こんな費用がかかるなんて知らなかった」という後悔を、ぜひ減らしてほしいと思います。
ちなみに今回ご紹介する以外でも「これを聞いておいて良かった」「後からこんな費用がかかった」みたいな生の声をいただけるとありがたいので、ぜひYouTubeの方にコメントください。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりにたずさわった経験をふまえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を、できるだけわかりやすくお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。
●点検について3つの質問
結論から言うと、点検について大切な質問は次の3つになります。
1.外装修理
2.内装修理
3.定期点検
それでは1つずつ解説して、最後に点検の注意事項をお伝えしたいと思います。
1.外装修理
点検での大切な質問1つ目は、外装修理です。
外装修理は言葉のままで、外装に関わる修理項目を聞くという意味です。常に日ざらし、雨ざらしで過酷な環境下にある外壁や屋根、ベランダはもちろん、駐車場のコンクリートやカーポート、芝、ウッドデッキなど、住宅会社や外構業者の人にあらかじめ確認した方が良い内容の1つです。
例えば屋根材であれば代表的なものに「瓦」「ガルバ」「スレート」があります。それぞれ初期費用が違いますが、塗替えや葺替えが必要なサイクルもそれぞれ違います。
しかも同じ素材でもグレードによって耐用年数が変わるため、依頼する住宅会社ごとに確認をする必要があります。
あと屋根なら見えないのでまだ良いですが、例えば白い外壁で大通りぞいの家だと、外壁が排気ガスなどの汚れが目立ちます。素材自体の耐久性はまだ大丈夫でも、塗替えを余儀なくされる場合もあるので注意が必要です。
なのでそれぞれの耐用年数や地域、建築予定地の環境を加味したうえで、屋根や外壁、カーポートやウッドデッキの素材を何にするか、そもそもベランダは必要なのか、あらかじめ考えておきましょう。
最初から良い素材にして30年フリーメンテナンスのものを選んだり、後からお金がかかることを予測して付けるのを辞めたりなど、いろいろな選択肢が生まれるのでおすすめです。
ちなみに、具体的な外装を選ぶときの注意点や、外構工事で失敗しないためのポイントについては、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
2.内装修理
点検での大切な質問2つ目は、内装修理です。
内装修理も言葉のままで、内装に関わる修理項目を聞くという意味です。家の中なので外装と比べると劣化は少ないですが、毎日使うものも多いので実は意外と修理項目があります。
例えば床材は素材によっては、30年前後で色あせたり白蟻の被害で床鳴りが起きたりします。あるいは5年もたってないのに結露の影響で、壁紙に剥がれやカビが発生することもあります。
またキッチンやお風呂、トイレなど水回り設備の、消耗品の交換や故障修理も必要になることがあります。
なので基本的な考え方は外装と同じで、どんな素材を使っているのか、耐用年数はどれぐらいなのかしっかり確認してください。
最悪あとからリフォームすれば済む話ですが、家の中は外装修理と違い暮らしながらの工事になるので、気も使うしホコリもたつし結構大変です。できれば最初から、耐久性の高い製品を確認して選んでいただくのがおすすめです。
3.定期点検
点検での大切な質問3つ目は、定期点検です。
家の定期点検は住宅会社によっていろいろで、特に決まってないけど連絡をもらえれば対応しますという会社もあれば、2年、5年、10年などと点検日が決まっている会社もあります。
11年目以降の点検は有料な会社が多いですが、中には30年目まで無料にしている会社もあるり本当にさまざまです。
この定期点検の頻度や対応年数、目先の有料か無料かも大切ですが、保証期間も結構重要です。例えば点検が無料でも保証が切れていれば、何かあったときの修理は全て有料かもしれません。
逆に点検は有料でも、保証期間内なら修理は無料という会社もあるので、ややこしいですがこの辺りの仕組みもしっかり確認する必要があります。
一般的な住宅会社に多いのは10年保証ですが、10年たったら保証が無くなる会社もあれば、10年目の点検時に50万円前後の有償修理をすると、また10年保証を延長できる会社もあります。
他にも最初から30年保証だけど、30年目の点検時に300万円前後の有償修理が必要な会社もあります。計算してみると実は10年ごとに有償修理した方が得というパターンもあるので、点検のタイミングと金額相場は必ず確かめておくようにしましょう。
ちなみに具体的な保証制度に関する仕組みや、メンテナンスをするときの注意ポイント、アフターサービスが悪い会社を見分ける方法については、別の動画で詳しく解説しています。興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
●点検の注意事項
最後の前に家を引き渡してからの点検に関連して、お客様に注意していただきたい点があります。
家の点検時期が近いとお客様によっては、家で何か不具合とか気になることがあっても、「もうすぐ点検だからそのときに言えばいいや」と遠慮して、先延ばしにしてしまう方がいます。
家の不具合の中には小さなことに思えても、放置していると大きな被害になることもあります。例えば水道関係とか電気関係、天井に少し染みがあるとか、小さな変化やちょっとした音、匂いでも、見えないところで危険な状態になってるケースもあります。
いくら工事に万全を尽くしていても、年数がたてば家も劣化します。外であれば外部環境、家の中なら生活スタイルによって、何かしらの影響を受けている可能性もあります。
なのでもし普段とは違う気になることがあったら、すぐに住宅会社に連絡して、知らぬ間に被害が広がるのを防いでもらいたいと思います。
●まとめ
今回ご紹介した点検について大切な質問は次の3つになります。
1.外装修理
2.内装修理
3.定期点検
せっかくマイホームを建てるなら、住んだ後に予想外のメンテナンス費用がかからない、コスパの良い家にしたいと思います。しかし実際に家はどんな素材を使っていても、暮らしているあいだに経年で少しずつ劣化します。
ただ家づくりが初めての方にとっては、どんな部分が悪くなり直すのにいくらぐらいかかるのか、わかりにくいと思います。
でも家の点検についてあらかじめ質問することで、ある程度の費用予測ができます。またそもそもの設計や素材選択も変わってくるので、住宅会社を比較検討する1つのポイントにもなります。
今回のブログ内容が全てではないですが、これからマイホームを考える人にとって、少しでも参考や気付きになれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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