2022.06.05
【注文住宅】後悔続出!シャッターの失敗しない選び方を徹底解説!
「このシャッター、いらなかったなー」
マイホームを計画するうえで、必ず一度は検討するシャッターがいるかいらないかの問題。まわりを見渡せば、シャッターがたくさん付いている家もあれば、1つもない家もあって、その答えは暮らす人の生活スタイルや考え方によって大きく変わります。
ただ、しっかり検討して決めたはずなのに、何故か多くの方が「付けなきゃ良かった」とか、「電動にすれば良かった」みたいに後悔しています。
そこで今回のブログでは、マイホームを検討している人に向けて、シャッターの種類やどこに付けたら良いか、実際の失敗談も交えて詳しく解説したいと思います。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりに携わった経験を踏まえて、有益な情報を出来るだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひこのタイミングでYouTubeのチャンネル登録をお願いします。
■シャッターのメリット
まずシャッターを付けるメリットを簡単にお伝えすると、
・防犯性が高い
・災害に強い
・日除けになる
の3つが代表的で、家族が安心して快適に暮らすための役割を担ってくれます。
・防犯性が高い
防犯性であれば、シャッターがある事で窓ガラスを破りにくいですし、中の様子が確認できないので、空き巣が侵入するリスクを抑えてくれます。
・災害に強い
あと台風や突風などの自然災害で看板とかが飛んできても、シャッターが鉄壁シールドになって窓ガラスを守ってくれますし、防音性も高くなって激しい風の音もそれほど気にならないので、台風が来るたびにドキドキしなくて良いので、本当に安心できると思います。
・日除けになる
最後の日除けについては、カーテンだけだと防ぎきれない日差しも、シャッターなら完全にシャットアウトします。
例えば夜勤がある方で、まだ寝たいのに明るくて寝れないというストレスも無くなりますし、強烈な西日でもカットできるので、部屋の温度上昇を防いで冷暖房効率を上げてくれます。
■シャッターのデメリット
逆にシャッターを付けるデメリットも簡単にお伝えすると、
・デザインの制限
・意外と高い
・使わないと無駄
の3つが代表的で、しっかりデメリットも把握したうえで設置しないと、暮らしてからの後悔につながってしまいます。
・デザインの制限
まずデザインに関しては、シャッターの規格に合わせないといけないので、採用できる窓の種類や大きさに制限が出てしまいます。
また、外観意匠的にも「シャッターです」という感じで思いきり主張されるので、可愛いテイストの家はもちろん、シンプルでスタイリッシュな家にもミスマッチで、デザインも重視したい方にとっては悩みのタネになります。
・意外と高い
金額に関しても意外と高くて、基本的にシャッターはオプションの会社が多いので、1箇所に付き10万円前後、性能の高い製品や電動だと20万円前後は必要です。
1階の窓だけ付けようと考えても、4箇所あれば40万円~80万円かかり、デメリットという訳ではないですが、なかなかのボリュームの金額になります。
・使わないと無駄
最後はデザインを少し我慢したり、お金をかけて設置したのに、思ったより使わないかもというデメリットです。
予算を抑えるために手動にしたけど、窓を開けるたびにシャッターを開け閉めするのが面倒くさい、冬は寒いし夏は虫が入ってくるし、徐々に使わなくなって一年に一回使うかどうかという方もいらっしゃいます。
なのでメリットばかりに目を向けずに、しっかりデメリットも理解して、本当に必要かどうか、使うかどうかを判断する必要があります。
■選ぶポイント
それでは、ここから具体的なシャッターを選ぶポイントをご紹介しますが、これはどこまでの機能を持たせたいか、どんな使い方をしたいかが大切になります。
・手動か電動か
まずは手動にするか電動にするかの選択肢があって、先程も少し触れましたが、金額も2倍ぐらい違うし、使い勝手も大きく変わってきます。
手動の場合は、初期費用が抑えられるし壊れにくいですが、窓を開けないと開閉できないのと、女性やお年寄りだと少し大変で、閉める最後にガシャンと大きい音も鳴ってしまいます。
逆に電動の場合は、初期費用が高かったり故障のリスクはありますが、室内からスイッチ1つで開閉できるので、労力がかからない、音も出にくい、時短にもなる感じでかなり便利で、製品によってはタイマー設定や外出先でのスマホ操作もできてしまいます。
なので毎日シャッター開閉を考えている場合は電動がおすすめ、台風の時とか旅行の時とか、臨時で使うだけなら手動がおすすめです。少し極端ですが、10万円の手動シャッターを年に数回閉めるのか、20万円の電動シャッターを毎日閉めるのかというイメージになります。
・採風タイプ
あと+αの機能として、電動の場合は採風タイプにするかどうかの選択肢もあります。従来だとシャッターを閉めたら、完全に光と風がシャットアウトされてしまいますが、採風機能が付いてる製品の場合は、シャッターを閉めたまま通風、採光の確保が可能になっています。
例えば夏の日差しが強い日にシャッターを閉めて、日射遮蔽しつつスリットから風を通せるので、冷房費の節約になります。また、ブラインドみたいに外から中が見えにくくなるので、プライバシー保護のメリットもあります。
あとシャッターの防犯性を確保しつつ風を採り入れる事ができるので、1階に寝室があって、夜寝る時に窓を開けて網戸にしたい、自然の心地いい風を入れたい、だけど怖くてできなという方にもおすすめです。
ただデメリットとしては、普通の電動タイプの金額に+10万円前後は追加費用がかかったり、複雑な機能である分、故障のリスクも上がるので、ご予算や必要性の有無を慎重に検討するようにしましょう。
■設置場所
次にシャッターを付ける場所も大切で、一般的にはリビングとか寝室の大きな窓に付ける方が多いですが、迷うのが2階の窓や小さな窓まで必要かどうかだと思います。
防犯面や災害面を優先するなら、すべての窓に付けた方が良いですが、ご予算もあると思うので、個人的なおすすめとしては、大きな窓のみシャッターにして、それ以外は防犯ガラスや防犯フィルムにする方法です。
防犯の意味では、空き巣が侵入に手間取って諦める時間について、5分経過したら7割が撤退するそうなので、シャッターはもちろん、防犯ガラスやフィルムでも十分だと思います。
ただ台風とか災害時には、小石が飛んでくる程度なら問題ないと思いますが、大きな看板とか近隣の屋根材が飛来してくるとガラスじゃ防げない可能性が高いので、小さな窓や2階の窓にもシャッターを検討する余地があります。
正直、シャッター設置は保険的要素が大きいので判断は迷いますが、台風や突風が良く起きる地域や安心安全が1番です。少しも不安になりたくない方は、ご予算やデザインのバランスも含めて、計画していただけると幸いです。
■まとめ
ちなみに以前の動画で、シャッターを含めた設備の話や効果的な防犯対策について詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからぜひご覧ください。
今回のブログ内容が全てではないですが、これからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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