2025.09.02
耐震対策は本当に大丈夫?施工会社任せで失敗する理由

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
「住宅会社がやってくれるから大丈夫」と思って、耐震対策をつい後回しにしていませんか?近年の大地震の報道を見るたびに、「本当に今の家は安全なのかな」と不安になる方も多いはずです。
この記事では、「施工会社に任せきりで大丈夫?」という視点から、耐震対策の落とし穴や、注文住宅を建てる際に施主自身が知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
読み終える頃には、自分たちの命を守るための耐震性能の考え方やチェックポイントがわかり、住宅会社選びや打ち合わせの際に役立つ知識が身につきます。
新築や注文住宅をご検討中の子育て世代のご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
耐震対策を施工会社任せにしてはいけない理由

家づくりにおいて、施主が「耐震は住宅会社がきちんとやってくれる」と考えてすべてを任せきりにすると、大きなリスクにつながることがあります。
なぜなら、すべての工務店やハウスメーカーが同じ耐震基準で設計しているとは限らないからです。
建築基準法に準拠しているだけでは、必ずしも震度6強〜7クラスの地震に耐えられるとは限りません。
また、営業担当との打ち合わせだけで終わってしまい、実際にどのような構造で建てられるのかを十分に把握できていないケースも多く見られます。
よくある耐震対策の誤解と失敗例
多くの失敗は「なんとなく安心していた」という油断から生まれます。耐震対策に関して、誤解されがちなポイントを確認しておきましょう。
「新築=耐震性が高い」は思い込み
現在の住宅会社の多くは、建築基準法に準じた「耐震等級1」での設計が基本です。
しかし、耐震等級1は“最低限”の基準に過ぎず、大地震が連続した場合の倒壊リスクは残されています。
実際に熊本地震では、耐震等級1の住宅が倒壊した例が多数報告されています。
より安全性を求めるなら、耐震等級2や3への対応が可能かどうか、住宅会社にしっかり確認することが必要です。
東三河エリアには南海トラフ大地震など地震リスクがあり、ハピナイスでは、耐震等級3を標準としています。
安価な工務店では構造計算をしていない場合も
設計段階で構造計算(許容応力度計算)を行っていない住宅も少なくありません。
「壁量計算」のみで済ませるケースでは、実際の地震時の力のかかり方や、建物のねじれに対する対策が不十分になる恐れがあります。
構造にこだわる住宅会社では、最初のプラン段階から耐震を意識した設計が行われており、構造の強さと間取り・デザインを両立させる提案が可能です。
ハピナイスでは許容応力度計算を全棟実施しています。
耐震性能と間取り・デザインは両立できる
「開放感のある間取りにすると耐震性が落ちるのでは?」と不安に思う方も多いですが、実際は構造計算と設計の工夫で両立が可能です。
例えばハピナイスでは、吹き抜けや大開口リビングのあるプランでも、壁や柱の配置、金物の設計により、高い耐震性を確保しています。
一見スタイリッシュなデザインでも、見えない部分にしっかりとした耐震構造が組み込まれているのです。
耐震性を確認するために施主ができること

施主自身が「なにを確認すべきか」を知っておくことで、安心・安全な家づくりが実現します。
耐震等級と構造計算の有無を確認する
最も基本となるのが、設計プランの耐震等級です。
住宅性能表示制度では耐震等級1〜3まであり、等級3は消防署や警察署と同レベルの耐震性能を持ちます。
また、等級の信頼性を裏付けるためには「許容応力度計算」などの精密な構造計算の実施が必要です。
構造計算がされているか、等級はどこまで対応しているのかを契約前に確認しましょう。
間取りと耐力壁の関係性を理解する
大開口・大空間を求める間取りでは、耐力壁が不足しがちです。
設計士や住宅会社との打ち合わせ時に、「この間取りで耐震等級はどの程度になるか?」「吹き抜けは安全性に影響するか?」といった質問をすることで、住宅会社の耐震への意識も見えてきます。
住宅会社のホームページ、施工事例で耐震へのこだわりを見る
住宅会社を選ぶときは、デザイン性だけでなく耐震や構造へのこだわりも確認しておくことが大切です。多くの会社は、ホームページや施工事例ページで構造の特徴や工夫を紹介しています。
たとえば、
- 耐震等級や構造計算の実績を明示しているか
- 柱や梁の太さ・間隔に配慮しているか
- 基礎の耐震金物や接合部の補強について記載されているか
- 屋根材や建材の軽量化で地震時の負荷を抑えているか
こうした情報は、実際の写真や施工事例と合わせて確認するとわかりやすいです。
もちろん、施工会社によっては細かい数値や設計方針まで載せていない場合もあります。その場合は問い合わせや見学会で質問してみると安心です。
ハピナイスでも、ホームページを通じて構造と性能へのこだわりを紹介しています。デザイン性だけでなく、構造的にも強い住宅を建ててくれるのか?というのは安心な暮らしには重要です。
耐震を大切にしている住宅会社は、ホームページや施工事例でその考え方をしっかりと発信しているはずです。
まとめ

耐震対策は住宅会社に任せるだけでなく、施主自身が「なにを重視すべきか」を理解しておくことが非常に重要です。
耐震等級や構造計算の有無、デザインとの両立など、確認すべきポイントは数多くあります。
安心して長く住める家をつくるために、ぜひ施工会社選びの参考にしてください。
地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!
ハピナイスで行っている構造と性能についての取り組みを詳しくご覧になりたい方はこちら
「家づくりの想い ABILITY 構造と性能について」
シリーズ「住まいの耐震」コラム
❶耐震とは?初心者でもわかる基礎知識と重要性
❷耐震等級とは?1~3の違いと意味を徹底解説
❸【保存版】耐震構造の種類と特徴まとめ
❹住宅の耐震診断とは?流れ・費用・注意点を解説
❺耐震基準はいつから変わった?1981年との違いとは
❻耐震性が不安な家を見分けるチェックポイント
❼木造住宅でも耐震性は大丈夫?構造の工夫で安心できる家づくり
❽耐震+災害対策|地震・液状化・土砂災害に備える住宅設計
❾耐震対策は本当に大丈夫?施工会社任せで失敗する理由(この記事です)
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