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2025.10.03

耐震等級で地震保険料は安くなる?知らないと損する仕組みを解説

耐震等級で地震保険料は安くなる?知らないと損する仕組みを解説

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。

新築住宅を建てる際、「耐震性の高い家にしたい」と考える方は多いと思います。そして、それに付随して気になるのが「地震保険料」。

実は、“耐震等級”によって、この保険料が大きく変わることをご存じでしょうか?

この記事では、耐震等級の仕組みと、どのように地震保険料に影響するのかを詳しく解説します。

さらに、等級ごとの違いや、注文住宅で耐震性を高めるメリットについても紹介。

耐震等級の重要性を知らないと、保険料で損してしまうこともあるため、今のうちにしっかり理解しておくことが大切です。

この記事を読むと、地震保険料の節約方法だけでなく、家族を守るための耐震住宅の考え方もわかります。

新築や注文住宅を検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

耐震等級とは?地震への強さを表す指標

グリーンの壁が印象的な二階建てのお家

耐震等級は、住宅がどれだけ地震に耐えられるかを示す「住宅性能表示制度」に基づく指標です。

国土交通省が定めるこの制度では、耐震等級1〜3の3段階が設けられており、数値が高いほど耐震性能が高いと評価されます。

耐震等級1:建築基準法に定める最低限の耐震性。震度6強〜7の地震で倒壊・崩壊しないレベル。

耐震等級2:等級1の1.25倍の耐震性。学校や病院などに求められる基準。

耐震等級3:等級1の1.5倍の耐震性。警察署や消防署など、防災拠点並みの強さ。

耐震等級3は、現在の注文住宅における「最上位等級」であり、地震に強い家を求めるなら必ずチェックすべきポイントです。


地震保険の基礎知識|火災保険の特約として存在する仕組み

ガルバリウムの壁がスタイリッシュな二階建てのお家

住宅の地震対策を考える際、「地震保険」という名前の独立した保険が存在していると誤解されがちですが、正しくは火災保険の特約として加入する形式になります。つまり、地震保険だけを単独で契約することはできず、必ず火災保険とセットで加入する必要があります。

また、地震保険で補償される金額は、火災保険の補償額の最大50%が上限と定められています。たとえば、火災保険で建物に2,000万円の補償を掛けている場合、地震保険ではその半額の1,000万円が補償額の限度となります。

さらに、地震保険の保険料は、どの保険会社を選んでも算定方法が一律です。地震保険は、国と民間の保険会社が共同で運営しているため、各社同じ内容となっています。(火災保険の内容は各社で異なります)

そしてもう一つ重要なポイントは、地震保険料は年々上昇傾向にあるという点です。近年の自然災害の多発や、南海トラフ地震の発生リスクが指摘されていることから、今後さらに値上がりする可能性もあります。

だからこそ、耐震等級による割引制度は、将来的な家計の安定のためにも見逃せない要素です。

耐震等級による地震保険の割引制度

インナーガレージがおしゃれな二階建てのお家

地震保険は火災保険のオプション(特約)として加入する保険で、地震による損害を補償してくれます。
加入するしないはもちろん自分で決めることができますが、地震リスクの高い日本ではやはり入っていると安心な保険のひとつです。

実は、この地震保険料は、建物の“耐震性能”に応じて割引される制度が用意されています。

耐震等級による割引率

  • 耐震等級1(割引なし)
  • 耐震等級2(30%割引)
  • 耐震等級3(50%割引)
  • 旧耐震基準・不明(割引なし)

たとえば、年間の地震保険料が30,000円だった場合、等級3であれば半額の15,000円になります。

10年加入すると、差額は15万円にもなります。これは決して小さくありません。

つまり、初期コストとして耐震性を高めておくことで、長期的には保険料の節約につながるというわけです。

ちなみに「住宅性能表示制度」に基づく「耐震等級」でなければ割引の対象になりません。
メーカー独自指標などで「耐震等級3相当」などと謳われていても、対象にならないため注意が必要です。

注文住宅で耐震等級を上げるメリットとは?

注文住宅では、設計段階から「耐震等級3」を取得する前提で家づくりが可能です。

【耐震等級を上げる3つのメリット】

  1. 保険料の節約 上記の通り、地震保険の割引で家計に優しい設計になります。
  2. 資産価値が維持しやすい 耐震等級が明示された住宅は、中古市場でも評価されやすく、将来的な売却や相続の際に有利になります。
  3. 家族の安心感につながる 特に小さなお子さまや高齢の家族がいる場合、強い揺れでも倒壊しにくい構造は命を守る重要な要素です。

豊橋・豊川・蒲郡・湖西市など東三河エリアでは南海トラフ地震の発生リスクも指摘されており、耐震性の高い住宅はますます注目されています。

耐震等級を満たすために必要な住宅設計とは?

耐震等級3を取得するには、単に頑丈な材料を使えばいいというわけではありません。

構造計算(許容応力度計算)を含む、緻密な設計と施工技術が求められます。

【耐震等級3取得のための要素】
・バランスの良い間取り
・耐力壁の最適な配置
・屋根や外壁の軽量化
・基礎構造の強化(ベタ基礎など)
・耐震金物・接合部の補強

ハウスメーカーや工務店によって標準仕様は異なりますが、ハピナイスではデザイン性と耐震性を両立した家づくりにこだわっており、全棟耐震等級3を取得しています。

まとめ

耐震等級は、住宅の地震への強さを客観的に示す大切な指標です。そして、この等級に応じて地震保険料が大きく変わることは、知らないと損する重要なポイント。

注文住宅だからこそ、自分たちの暮らしに合った耐震性能を確保できるのは大きなメリットです。

家族の安心、家計の負担軽減、資産価値の維持──すべてを叶える耐震住宅の第一歩は、「正しい知識」から始まります。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!

ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。

東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!

ハピナイスで行っている構造と性能についての取り組みを詳しくご覧になりたい方はこちら
「家づくりの想い ABILITY 構造と性能について」

シリーズ「住まいの耐震」コラム
10 間取りで変わる耐震性|大空間・吹き抜け・開口部の注意点
11 東三河の家に必要な耐震|豊橋・豊川・蒲郡|過去の地震データも
12「耐震等級2しか取得できない」と言われた場合の考え方
13 長期優良住宅はなぜ地震に強い?耐震等級との関係を解説
14 屋根や外壁の“重さ”で変わる耐震性|軽い素材・重い素材のメリット比較
15 家は建てて終わりじゃない!定期メンテナンスで耐震性を守る方法
16 耐震+耐風で安心!災害に負けない住まい設計
17 耐震等級で地震保険料は安くなる?知らないと損する仕組みを解説(この記事です)

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