2021.04.20
【建てる前に少しの工夫】照明選びの実践テクニック 5選
皆さんもマイホームを建てるなら構造や性能の品質はもちろん、せっかくなら暮らしやすい家にしたいって思いますよね?
家の暮らしやすさというのは、いろいろな要素が組み合わさって作られますが、その中でも照明は結構重要な役割を担っていて、変に暗かったり色合いの雰囲気が苦手だったりすると「なんか暮らしにくいな」と感じてしまうと思います。
そこで今回のブログではデザインというよりは実際の暮らしやすさという視点から、照明器具で後悔しないための選び方テクニックを5つご紹介して、照明が暗いとか使いにくいとか住み始めてからの後悔が少なくなるようにお伝えしたいと思います。
大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、出来るだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後まで読んでください。
後悔しない照明の選び方テクニック
結論から言うと、後悔しない照明選びのポイントは次の5つになります。
1.寝室の照明
2.玄関ホールの照明
3.キッチン・ダイニングの照明
4.トイレの照明
5.外部の照明
どれもちょっとした事が多いですが、少し工夫するだけで暮らしやすくなると思うので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは1つずつ説明していきます。
1.寝室の照明
後悔しない照明選びのポイント1つ目は、寝室の照明です。
基本的には自分たちだけの部屋になるので、好きな照明器具を付ければ良いと思いますが、どの照明にするにしてもできれば調光式という明るさを調整できるタイプを選んだり、パナソニックで販売されている「とったらリモコン」という、壁に付いているスイッチをそのまま外してリモコンみたいに使えるタイプがオススメです。
たとえば夫婦の寝室でご主人様が夜遅く帰ってきたり奥様が朝早く起きたりする時に、照明のON-OFFだけだと眩しいので調光で明るさを加減して、寝ている人に対して配慮する事ができます。
後はリモコンが付いていないタイプの照明で天井埋込のダウンライトとかを設置する場合、入り口付近にある壁のスイッチだけだといろいろと不便な事も多いと思いますが、壁スイッチがそのまま取れてリモコンになる「とったらリモコン」だと、ベッドにいながら操作できるのでかなり便利です。
この2つは費用もそんなにかからないし商品選択の際に少し気をつければいい部分なので、ぜひ検討して頂ければ幸いです。
2.玄関ホールの照明
後悔しない照明選びのポイント2つ目は、玄関ホールの照明です。
玄関に入ってすぐのホールの照明はスイッチでON-OFFするのも良いですが人感センサータイプにするのも結構お勧めで、出かける時の消し忘れもなくなるし夜に帰ってきて両手が荷物とかでふさがっていても、自動で反応して明かりを付けてくれます。
ただこのセンサーの位置を間違えてしまうとなかなか反応しなくて、何歩か進まないと点灯しないようになってしまうので、しっかり計画するようにしましょう。
後は照明の位置も大切でダウンライトとかペンダントライトとか、どんな照明を選ぶかによっても変わりデザイン的観点もあるので一概には言えませんが、玄関先で話をする事が多い人は照明の位置によって手元が影になり書類とか見えにくかったりするので、玄関と土間の境部分の真上に設置するとか玄関先でお互いが影になりにくいように配慮するようにしましょう。
3.キッチン・ダイニングの照明
後悔しない照明選びのポイント3つ目は、キッチン・ダイニングの照明です。
まずキッチンスペースの照明に関しては、一般的に真ん中あたりに付けてキッチン全体を照らせるようにしますが、実際にキッチンの前で料理しようと思うと自分の影で手元が暗くなってしまう事があります。
手元が暗いと細かい作業がやりにくいし刃物を扱う時も危ないので、キッチンスペースの中央付近の照明も必要ですがプラスαでキッチン本体の真上にも照明を付けるようにして、手元の明かりもきちんと確保できるように計画する事が大切になります。
あとはデザイン性を重視するか実用性を重視するかで変わりますが、料理や食材の状態がよく分かるようにしたいなら、電球色などの暖色系やカバー付きの照明ではなくて昼白色や昼光色などの白い明るい系の照明がオススメです。
次にダイニングスペースの照明に関してはダイニングテーブルに合わせて、天井から吊り下げるタイプのペンダントライトを設置しようと考えている場合に注意が必要です。
この場合テーブルの中心におしゃれなペンダントライトがくるように調整するのが基本ですが、まだどのテーブルにするか明確に決まっていない人だと、だいたいの位置で照明を設置してしまう時があります。
実際にテーブルを買う際に意外と好みのデザインだと照明の位置に合うちょうどいいサイズがなかったり、テーブルを置いてみたら微妙に位置がずれていたり、後は家族構成やライフスタイルの変化でダイニングテーブルを買い換える時も、サイズや形に制限が出てしまう可能性があります。
ペンダントライトはおしゃれなデザインが多くてダイニングの雰囲気も良くしてくれるので人気はありますが、安易につけてしまうと逆にインテリアなどの選定が難しくなってしまう事もあります。
なので設置する際にはしっかり計画して、場合によってはレールタイプとか吊り下げるポイントを可動できるタイプもあるので、そちらも合わせて検討するようにしましょう。
4.トイレの照明
後悔しない照明選びのポイント4つ目は、トイレの照明です。
ここもトイレだけの用途であれば自由にシンプルなダウンライトでもいいし、壁付けのブラケットライトでもいいしおしゃれなレストランみたいに光量の小さいタイプを選んで、ちょっと落ち着く薄暗い上品なイメージにしても良いと思います。
ただトイレの中でスマホをいじったり本や新聞を読みたい人もそうだし、トイレ掃除の事を考えると床や便器の汚れとかも見つけにくくなってしまうので、明るい照明にしておいた方が便利だったりもします。
トイレは毎日使う場所で人によって好きな雰囲気や使い方も違うと思うので、照明もどういったタイプにするのが良いかしっかり検討してもらえばと思います。
5.外部の照明
後悔しない照明選びのポイント5つ目は、外部の照明です。
たとえば勝手口をつける場合には外に照明を付けて夜でもゴミ箱の位置がちゃんと分かるようにしたり、人感センサータイプなら人が近寄るとパッと照明が点くのでいちいちスイッチでON-OFFしなくて済むし、死角になりやすい場所なら防犯の役割も担ってくれるのでお勧めです。
あとは駐車場や玄関までのアプローチや庭やウッドデッキなどがある場合にも、きちんと照明を設置してあげる事が大切です。
玄関に設置する照明は比較的光量が少ないタイプが多いので駐車場から玄関まで距離があると、そのアプローチや駐車場が意外と暗くて夜はつまづいてしまう可能性もあり危険だったりします。
庭やウッドデッキも同様で夜に使おうと思うと照明がないと不便なので、壁付けのスポットライトなどを設置して必要であれば防犯の事も考えて、人感センサーの照明を設置するように計画しましょう。
まとめ
最後まとめに入りますが、後悔しない照明選びのポイントは次の5つになります。
1.寝室の照明
2.玄関ホールの照明
3.キッチン・ダイニングの照明
4.トイレの照明
5.外部の照明
それぞれの概要はここまでお話した通りですが、照明というのは間取りや性能のように劇的に生活を変えてくれるモノではありません。
ただ見た目やデザイン以外にも意外と重要な役割を担っていて、変に暗かったり色合いの雰囲気が苦手だったりすると「なんか暮らしにくいな」とちょっとした違いでも感じて毎日のストレスになる可能性があります。
今回ご紹介した事が全てではないですが、住宅会社の人と相談しながらしっかりと照明の種類や位置を決めて、デザインと暮らしやすさの両立を目指してほしいと思います。
今回のブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
今後も随時更新予定です!
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