2025.11.16
ペットと暮らす家の床材選び|動物に優しい素材と基礎知識

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。
近年、ペットと一緒に快適に暮らせる家を求めるご家族が増えています。特に気を付けたいのが「床材選び」です。床は人もペットも毎日ふれる部分。だからこそ、すべりにくさ・傷のつきにくさ・掃除のしやすさなど、細かな配慮が必要です。
この記事では、住宅の床材にどんな種類があるのかを初心者向けにご紹介しつつ、ペットに優しい素材の選び方と注意点を詳しく解説します。
この記事を読むと、住宅で選ばれている床材の基礎知識から、犬・猫・小動物などペット別に適した素材、実際に注文住宅を建てる際の床材選びのポイントが分かります。
ペットと心地よく暮らしたいと考えるご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
住宅の床材にはどんな種類がある?初心者向けガイド

住宅の床材には多くの種類があります。それぞれに見た目、コスト、耐久性、掃除のしやすさなどの特徴があり、目的に応じた選択が大切です。
ペットと暮らす家づくりでは、「滑りにくさ」「掃除のしやすさ」「傷のつきにくさ」が床選びの大事なポイントになります。
まずは、住宅でよく使われる床材の種類と特徴を見ていきましょう。
【木質系①】無垢フローリング(天然木そのままの床)
1枚の木から切り出した、本物の木材を使った床です。木の香りや肌触りがよく、経年変化による味わいも楽しめます。断熱効果、調湿効果もあるため冬は暖かく、夏は涼しいです。
ペットの足にもやさしく、滑りにくい樹種を選べば快適。
傷にも強く、やすりで削ることもできますし、へこみに対してはお湯を含ませたタオルでケアすることでへこみが戻り、目立ちにくくなります。
ですが、躾がまだできていないペットのおしっこなど水分汚れは、シミになりやすいため素早く対処することが必要になります。
【木質系②】複合(合板)フローリング
合板の上に木の薄い板(突板)やプリントシートを貼ったタイプ。
見た目は木の質感を再現しつつ、反りにくく、価格も比較的お手ごろです。
- 突板タイプ:本物の木を薄くスライスして貼るタイプ。質感は自然素材に近く、高級感があります。
- シートタイプ:プリント木目シートを貼ったタイプで、水や汚れに強く、掃除がしやすいのが魅力。
最近では、ペット対応の防滑仕上げや耐傷タイプも増えています。
ただし、断熱効果や調湿効果はのぞめないため、冬に冷たくなりやすいデメリットがあります。
【樹脂系①】クッションフロア(CF)
塩化ビニル素材のシートで、名前の通り少し弾力があります。
水や汚れに強く、トイレや洗面室などの水まわりに使われることが多いですが、リビングに採用するケースもあります。
既存の床の上から貼ることもできるため、リフォームでも人気。
滑りにくく掃除もラクなので、ペットとの暮らしにも相性抜群です。
【樹脂系②】フロアタイル(塩ビタイル)
クッションフロアと同じ塩ビ素材ですが、こちらは硬くてタイル状のタイプ。
木目や石目などリアルな質感があり、部分補修もしやすいのが特徴です。
耐久性・防水性が高い一方、やや冷たく硬いため、ペットが滑ることも。
水まわりや玄関などの部分使いに向いています。
【その他素材①】タイル(磁器・陶器)
高級感があり、傷や汚れに非常に強い床材です。
夏はひんやりとして心地よく、耐久性も抜群。
ただし、冬は冷たく、表面が硬いため、ペットの関節への負担が気になることも。
【その他素材②】 コルクタイル
コルク樫の樹皮を圧縮して作られた床材で、やわらかく温かみのある踏み心地が特徴。
滑りにくく衝撃を吸収してくれるため、ペットの足腰にやさしい素材です。
ただし、水分や汚れに弱く、家具跡が残りやすい点には注意が必要です。
ペットと暮らす家に向いている床材の選び方

ペットの種類や行動に合わせて、床材の選び方は変わります。
ここでは、犬・猫・小動物それぞれに向いている素材やポイントを解説します。
犬と暮らす家に適した床材のポイント
犬は活発に動き回るため、滑りにくくて足腰に優しい素材を選ぶことが大切です。
フローリングのなかでも、ツルツルしているものを選ぶと股関節や膝に負担がかかりやすくなります。
そのため、無垢フローリングや、クッションフロア、滑り止め加工されたペット用フローリングなどがオススメです。
猫と暮らす家に適した床材のポイント
猫は高い場所に登ったり、ジャンプを繰り返したりする動物です。
そのため、着地の衝撃を和らげる柔らかい床材が適しています。カーペットやコルク素材なども候補になりますが、爪とぎや毛の問題を考慮して、防傷性や掃除のしやすさも重要です。
最近は「猫用フローリング」として傷に強い特殊加工がされたものも販売されています。
注文住宅での床材選びで気をつけたいポイント

注文住宅では、間取りだけでなく素材の選択肢も豊富です。ペットと暮らす家を計画する際には、以下の点に注意しましょう。
掃除とメンテナンスのしやすさを重視
ペットがいると、どうしても毛や汚れがつきやすくなります。
拭き取りやすい素材、防汚加工のあるものを選ぶと、日々の掃除が楽になります。
また、ニオイが染み込みにくい床材を選ぶことも快適な暮らしに繋がります。
防音性と足音対策を考える
とくに集合住宅や二世帯住宅では、ペットの足音や鳴き声が気になることもあります。
床材にクッション性があると、足音を軽減しやすく、防音対策にもなります。
床暖房との相性もチェック
冬の寒さ対策として床暖房を検討する方も多いですが、無垢フローリングの場合はもともと木のぬくもりを感じやすく、冬でも冷たくならないのが特徴です。そのため、無垢材の家では床暖房を設けなくても快適に過ごせるケースが多くあります。
木は熱伝導率が低く、床下の冷気を伝えにくいため、自然な断熱効果があるんです。
また、冬場でもほんのり温もりを感じるのは、無垢床ならではの魅力です。
床暖房を導入する場合は、床暖房に対応した床を選ぶことが必要です。
無垢材は温度・湿度変化で伸縮しやすいため、クッションフロアなどの樹脂系や、複合系フローリングが中心になってきます。床暖房を採用する際にはしっかり確認しておくと安心です。
まとめ
ペットと暮らす家づくりでは、見た目だけでなく機能性も重視した床材選びがポイントです。
犬・猫・小動物など、それぞれの特性に合わせた床材を選ぶことで、ペットにとっても人にとっても快適な住まいが実現します。
掃除のしやすさや滑りにくさ、防音性なども忘れずに考慮し、家族みんなが安心して過ごせる住まいをつくりましょう。
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