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2025.09.09

東三河の家に必要な耐震|豊橋・豊川・蒲郡|過去の地震データも

東三河の家に必要な耐震|過去の地震データも

こんにちは!ハピナイス(HAPINICE)です。

最近は「東海地震」「南海トラフ地震」などのニュースを見て、「自分たちの家は本当に地震に強いのだろうか?」と心配になる方が増えています。

特に、豊橋・豊川・蒲郡といった東三河エリアにお住まいの方は、これまでに中規模~大規模な地震を何度も経験してきた地域ということもあり、「耐震性の高い注文住宅」を求める声が多くなってきました。

この記事では、東三河地域における過去の地震データをもとに、これからの新築住宅に必要な「耐震対策」について詳しくご紹介します。地震に備えるために住宅会社・工務店・ハウスメーカーが何をしているのか、自分たちはどこに注目すればよいのか、分かりやすく解説します。

「地震に強くて、おしゃれな注文住宅を建てたい!」と考えている20代後半〜30代の子育て世代のご家族は、ぜひ最後までご覧ください!

豊橋・豊川・蒲郡エリアで起きた地震履歴

紙の家が地震で倒壊するイメージ写真

東三河エリアは、地震リスクが決して低くない地域です。実際、過去にも大きな地震が発生しており、家づくりの際に「耐震性能」をしっかりと考える必要があります。

歴史的に繰り返される「東海地震」の脅威

東海地域では、古くから周期的に巨大地震が発生してきており、その周期はおよそ100〜150年とされています。

実際に記録されている東海地震は、684年白鳳地震、1096年永長地震、1498年明応地震、1707年宝永地震、1854年安政東海地震、1944年昭和東南海地震、1946年昭和南海地震と発生しています。

1854年の安政東海地震(M8.4)
1854年12月23日、駿河湾から遠州灘、紀伊半島南東沖一帯を震源とする安政東海地震が発生し、数千人の死者と大津波による甚大な被害をもたらしました。津波は伊豆下田で6~7m、志摩・熊野灘沿岸では5~10mの高さに達したとの記録もあります。

1944年昭和東南海地震(M7.9)
1944年12月7日に発生したM7.9の昭和東南海地震も、東三河を含む広範囲に激しい揺れと津波をもたらしました。この地震で、死者・行方不明者は約1,233人、負傷者は約2,100人、住家全壊が16,000棟を超えたとされています。

1945年三河地震(M6.8~7.1)
1945年1月13日、三河湾付近を震源とする三河地震(M6.8~7.1)が発生しました。伏腰断層や深溝断層の形成が観察され、地盤のずれ・隆起と沿岸部や三河地域で大規模な建物被害が報告されています。死者は約1,180人、家屋の全壊7,221戸・半壊16,555戸などの記録があります。

—これらの過去の地震が示すのは、東三河が地震の“安全地帯”ではなく、むしろ強い揺れや地盤変動が起こりうる地域であるという事実です。家づくりにおいては、耐震性を第一に考える必然性が浮かび上がります。

今後30年以内に70〜80%の確率で起きるとされる「南海トラフ巨大地震」も、まさにこのエリアが大きな被害を受けると想定されているものです。

このような地震履歴を見ると、東三河で住宅を建てる以上、「耐震性」は無視できない重要な要素であることがわかります。

新築住宅に必要な耐震性能とは?

地震から家族と財産を守るためには、どのような耐震性能を確保すればよいのでしょうか?建築基準法で定められた最低基準を満たすだけでは、安心とは言えません。

耐震等級とは何か?違いと意味を知ろう

耐震等級は1〜3まであり、数字が大きいほど地震に強い建物を意味します。

  • 耐震等級1ー震度6強〜7程度の地震で倒壊・崩壊しない最低限の性能。
  • 耐震等級2ー学校や病院などの施設が求められるレベル。
  • 耐震等級3ー消防署・警察署などが必要とされる最高ランクで、建築基準法の1.5倍の耐震性を持ちます。

ハピナイスでは、全棟において「耐震等級3相当」の構造計算を実施し、より安心な住まいを提案しています。

構造計算をしている住宅会社を選ぶ

多くのハウスメーカーや住宅会社では、耐震性能を「仕様」で説明することが多いですが、実際に計算していないケースもあります。

ハピナイスでは、許容応力度計算という構造計算手法を全棟に適用しており、数字で安全性を確認することができます。

耐震性は「構造の美学」とも言えます。

目に見えない部分だからこそ、信頼できる住宅会社を選ぶことが大切です。

地震に強い注文住宅を建てるためのポイント

また、実は「耐震等級が高い」だけでは、安心できる住まいとは言えません。

耐震等級だけでは安心できない

耐震等級(1〜3)は、住宅性能表示制度に基づいて「建物の強さ」を数値化したものです。

評価されるのは 柱・梁・耐力壁・接合部など建物本体のみ
地盤の良し悪しは考慮されないため、建物がしっかりしていれば等級3は取れてしまいます。

地盤調査と基礎設計がカギ

いくら建物が強くても、地盤が弱ければ家ごと傾くリスクがあります。
そのためには…

  • 地盤調査で土地の状態を確認
  • 必要に応じて 地盤改良工事
  • 地盤に合わせた 最適な基礎設計
    が欠かせません。

耐震と制震の違いを理解する

  • 耐震:建物そのものを強くして揺れに耐える
  • 制震:ダンパーなどで揺れを吸収してダメージを減らす
    両方を組み合わせることで、より安心できる家になります。

間取りと耐震性のバランス

吹き抜けや大開口、大空間のLDKなど人気のデザインは、耐震的に不利になることがあります。
「デザインを優先したら等級3が取れなくなった」という例もあるので要注意です。

東三河エリアで求められる家づくり

豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西といった東三河エリアは、地震リスクが高い地域です。
だからこそ、デザイン性と安全性能の両立が欠かせません。

ハピナイスでは、構造とデザインの両方にこだわり、安心・安全で美しい住宅をご提案しています。

まとめ

東三河エリアは、これまでにも大きな地震が発生してきた地域であり、今後の地震リスクも高いとされています。だからこそ、注文住宅を建てる際には「地震に強い家づくり」が絶対条件です。

この記事では、豊橋・豊川・蒲郡などの過去の地震データを踏まえ、耐震等級、構造計算、地盤対策、間取り設計といった多方面から、耐震住宅に必要な知識とポイントを解説しました。

安心して長く暮らすために、構造にもこだわった注文住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

地震に強いデザイン住宅を探しているご家族は、是非この記事を参考にしてくださいね!ハピナイスでは、豊橋・豊川・田原・蒲郡・新城・湖西エリア周辺でお客様にピッタリのデザイン性の高い注文住宅を提案しています。東三河エリア周辺のお家づくりはHAPINICEにお任せください!

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11 東三河の家に必要な耐震|豊橋・豊川・蒲郡|過去の地震データも(この記事です)

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